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#12 一流アーティストの8つの悩み事 とメンタルコーチの関わり方
こんにちは!
アーティスト専門のメンタルコーチKAMIKENです。
その道のトップであり続けるからこその悩み事ってありますよね。
一見華やかで悩みなんてないだろうと思われてますし、そう思われていることも知っているから余計に気丈に振舞ったりする方も多いのも事実。
活躍すればするほど、ファンの中のアーティスト像と一個人としての間に大きなギャップが生まれ、求められるアーティスト像に自分を合わせて病んでしまう何てことはよく耳にします。
そこで今回は一流のアーティストが抱えがちな悩み事を幾つか紹介した上で
メンタルコーチがアーティストに対して具体的にどう関われるか?をほんの一例ですが、お伝えできればと思います。
一流アーティストの8つの悩み事
1. 完璧主義によるプレッシャー
• リハーサル中、何度も繰り返しても満足できず自己否定してしまう。
コーチの関わり:共に立ち止まり、その状況下で「根底に本当は何を求めているのか」を引き出します。
• ファンや関係者が求める「ベストな状態」を毎回維持することへの重圧。
コーチの関わり:自分が求める「ベストな状態」を引き出し育みます。その後にファンや関係者が求める「ベストな状態」と照らし合わせ、共有ゾーンを見つけます。
• ライバル歌手との比較で自己評価が下がる。
コーチの関わり:比較できない唯一の自分を確立する。
2. 自己表現の限界感
• 「自分らしさ」が失われたように感じ、新しい表現方法を模索する苦悩。
コーチの関わり:自分らしさとは何か?を共に振り返り、忘れたリソースを探します。その上で、今後どう表現できたら最高なのかを見つけます。
• 過去のヒット曲のイメージに縛られ、それを超えられない不安。
コーチの関わり:超えた先に何が待っているのか、何を不安に思っているのかを明確にし対処する。超えた先のポジティブな未来も明確にする。同時に超える必要がそもそもあるのかも明確にする。
• 批評家から「マンネリ化している」と指摘される恐怖。
コーチの関わり:その指摘の何が恐怖か明確にする。アドラー心理学の「課題の分離」を取り入れる。
3. 声のメンテナンスと健康管理
• ツアー中の疲労で声が出にくくなるが、休むわけにはいかない状況。
コーチの関わり:そうなった場合の対処方法を事前にいくつか用意しておく。最悪の場合の対処方法も用意することで、安心させる。
• 季節や気候の変化により、喉のコンディションを保つのが難しい。
コーチの関わり:一日のケアとして何をしたら無理なくできそうなのか見つける。
• 手術や長期療養が必要になった場合のキャリアへの影響。
コーチの関わり:長期休養になったからこそ歩めるキャリアを引き出す。
4. 孤独感と精神的なストレス
• 長期ツアーで家族や友人と会えず、孤独感が増大。
コーチの関わり:次に家族友人に会うとき何がしたいのか、伝えたいのかを引き出し長期ツアーを乗り越える原動力に変える。
• 名声のためにプライバシーが失われ、信頼できる人が限られる。
コーチの関わり:信頼できる人を明確にし、それがどんな人なのか、一人でもいることがどんなに尊いことなのか感じる。
• 親しい人にさえ「自分の苦しみを理解してもらえない」と感じる。
コーチの関わり:理解してもらえないと感じた時はどんな時なのかを明確にし、その人がどんな状況で話を聞いていたのかをその人の立場に立って考えてみる。その人自身が聞けるような状況ではなかったこともあるし、アーティスト自身の話す態度が悪い場合もある為。
5. 批評や世間の目
• 批判的なレビューやSNSのコメントに心を痛める。
コーチの関わり:理想的な自分を引き出し、その自分だったらどうSNSとの関係を築いているかを考えてみる。
• 世間からの「完璧な人物像」を期待され、自然体でいられない。
コーチの関わり:そんな中でも自然体でいられた時はどんな時なのかを引き出す。その上で、世間からの期待を応えられるところはどこなのか考えてみる。
• 一度の失言や失態がキャリア全体に大きなダメージを与える恐れ。
コーチの関わり:自分がどんな時に失言や失態をしやすくなるのかを予め知っておき、そうなる直前で気が付けるようにアンカリングしておく。
6. インスピレーションの枯渇
• 新しい楽曲を作る際、斬新なアイデアが浮かばない。
コーチの関わり:斬新なアイデアで魅了する尊敬するアーティストだったらどうするかを共に考える。
• 自分が信じる作品と市場の需要とのギャップに苦しむ。
コーチの関わり:ギャップに苦しみ埋めたいのなら、信じる作品で大切にしている価値観と市場の需要の本質が何なのかを見つけ共通するところで作品を作ってみる。
• 同じテーマで表現するのに飽きが生じる。
コーチの関わり:人生の棚卸をし、知らなかった自分を見つけ、新たなテーマを模索する。
7. キャリアの持続性への不安
• 音楽業界のトレンドが急速に変化し、適応できない恐れ。
コーチの関わり:これまでのトレンドの変化をタイムラインを歩き俯瞰し、流れをみてこの先どうなりそうなのか作戦をねる。
• 自分の作品が古臭いと感じられることへの不安。
コーチの関わり:古臭いと感じているのは自分かもしれないけど。「古臭いな」と、そう思うリスナーに私は伝えたいのか?それとも?とどんな人に伝えていきたいのかを今一度考える。
• 若手アーティストとの競争で存在感を維持するプレッシャー。
コーチの関わり:自分にしかできないパフォーマンスって何だろう?若い人には出せない味ってなんだろう?存在感は出てしまうものだとしたら、どういう自分でいれば出てしまうのだろう?
8. プライベートとプロフェッショナルのバランス
• スケジュールが過密で心身共に疲弊してしまう。
コーチの関わり:もしかしたら過密と思っているだけで空いている時間があるかもしれない。と、隙間時間を一緒に探す。そしてリラックス出来るような術を用意しておく。
• 家族との時間を犠牲にし、後悔を抱く。
コーチの関わり:理想的な家族の関係を明確にし、今からでもできる「家族との関り」を実行する。後悔した先の避けたい未来を味わい、潜在意識からそうならないようにする。
• 自分の「素顔」を見せられる場所がなくなり、アイデンティティの危機を感じる。
コーチの関わり:誰だったら「素顔」を見せられていたのかを思い出す。どういう人だったら見せられるのか、考えてみる。今を取り囲む人間関係を俯瞰し、理想的な人間関係が何なのかを考え、そうなるように働きかける。
メンタルコーチの必要性
これらの問題は一流の歌手としてのキャリアを築く上で避けられない側面ですが、それが長期的な心身のバランスを崩す原因になりかねません。
そんな中でメンタルコーチの関りをまとめると
1. 内面的な課題の整理と解決
• 悩みの根本原因を明らかにし、それを克服するための具体的なステップを提示します。
2. 健康的な自己イメージの構築
• 自己肯定感を高め、批判やプレッシャーを受け流す心の強さを育む。
3. 長期的なキャリア戦略のサポート
• プロとしての目標とプライベートのバランスを調整し、持続可能な働き方を提案。
歌手としての成功を持続させるためには、技術だけでなく、心の健康を保つことが何よりも重要です。それは一流であればこそ。メンタルコーチの支援を受けることで、一流のパフォーマンスを続けながら、心豊かな人生を送ることが可能になります。
そして、一流のアーティストを目指す人はその過程が特に大切ですし、挫折や失敗などは一流になるために必ず通らなければならない道です。
その為の耐性を今からつけていくことが周りとの差を生むのに必要なことだと私は思います。
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