生活に、触れるコト。
部屋の電気を暖色に変えた。なんだか以前より落ち着いた気がする。
”人間は思い込みでできている”とどこかの誰かが言っていたなあ。
暖色は人を落ち着かせる。これも一種の思い込みなら、とても素敵な思い込みだ。はてはて、人間ってのは単純なのか、複雑なのか。
こんな感じで、僕たちは今日も知らず知らずのうちに生活に触れている。
ナスを切る。トン,トン,トン,たまに躓いてトンだ。これだけだ。それ以上でも以下でもない。でも、何かリズムを刻んでいるみたいで結構好きだ。
好きな音楽を聞きながら台所に立つ。少しの油と共に野菜を炒めていく。じわじわとジューっという音が迫ってくる。何か始まるときのワクワク感と近くて、好き。
僕は総じて、生活に触れるコトが好き。生活という大きな枠組みに、意図して自分からタッチしにいくような感覚だ。
シャワーを浴びるとき、水から湯へと変わる瞬間にふれる。
ポットから出る湯気が、消えてゆく瞬間に触れる。
洗濯物を干す時に、湿ってしょげたお気にいりの服と、それを来て行ったあの街の匂いに触れる。
すべては、ただそれだけ。そこにあるだけだ。僕たち次第なんだと思う。全部。
何もない1日に、ただ暇だとため息を付きながら過ごすのか。
なんでもない一つ一つに感動しながら生活するのか。
僕たちは選べると思うんだ。
どちらでも構わない。でも、僕の周りにいる人は後者を選んでいる人が多いと思う。
だって彼らは知っているから、
大事なことは全て日常に落ちていること。
特別なことをしなくていい。
僕たちは生活に触れるだけで、幸せになれる。
そんな気がしたので書いてみました。
毎日がすこしでも、豊かになればいいよね。
それじゃ、明日もかけがえのない1日を生きよっ。
さくら
毎日書いてるぞ〜。読んで、いいねしてくれたらもうハッピイピイです。
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