愛しのことば・たち
いつ頃からか、はっきりとした記憶はない。ただ、自分の生き様について答えを探し求めて、見つからず、見つけられず、諦めて。しかし、また思い直して、答えを探し求めて。
そんな繰り返しの中で、ある日から、私の心にじわじわと輝き始めた「ことば」があった。
『すべては変わりつづけてゆく』
やがてそれは、私の内面に留まって、私に「生きている」を実感させる「意思」を持つ生きもののようになっていった。
* * *
先行きの見えない今の抑圧的な状況の中、向き合わなければならないことが溢れている。しかし、悲観的な思いだけを抱いているのではない。
確かにいつか、突然ピカッと閃光が走って、この世の終焉が呆気なくやってくるのかも知れないと思うと、怖くなる。
そんな危うさの漂う「いま」を生きる中、この「ことば」から滲み出る、変わり続けながらも変わらない「永遠性」が、私の中で明確な形を成し、強い意思を持って、たとえ一歩づつでも、私を前方へと牽引してくれる。
それは、私の「生きる」に活力を与えてくれることばとなった。
すべてみな変わり続けてゆく世界に、諦めて、思い直して、再び探し求めてゆく世界に、ほんの少し解き放たれて-------
私の魂は今、私の中の最も遠い遠い光の記憶、
暗黒の宇宙の闇に一等最初「光」を灯した星(The First Light)を目指して
遥か130億光年の時空を旅している。
「ことば・たち」を再考し、「愛しのことば・たち」として書き直しました。
最後までお読みいただきありがとうございます。