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インタビューフローを作ろう!①

 ユーザーインタビューを担当している向野です。
日頃、弊社の健康管理アプリである、パシャっとカルテのユーザーに疾患に関するインタビューや自社のサービス改善に関するインタビューをしています。
 私がnoteに投稿して早くも4週目になりました!コツコツと続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします!!さて、前回までアイスブレイクについて書いてきました。今回から、インタビューの中身について何回かに分けて書いていきたいと思います。


まずは、インタビューの要となるインタビューフローを作って臨もう!

インタビューフローってなに?

 インタビューフローとは、インタビューを実施する際に、どのような順番で話題を振るかなど効果的な方法でインタビューを進行するための計画やプロセスとなります。インタビューでの質問内容、質問順、各質問で使う時間を表にまとめ、司会を務めるインタビューアーが手元に持っておくことが多いです。このインタビューフローに則ってインタビューを進行するため、インタビューの重要な資料となります!
 レポーターの方が取材をする際に事前にお伺いしたいことをまとめておくのに近いかもしれません。

インタビューフローがないと…。

 インタビューフローがなくても、インタビューができる!と思う方もいるかもしれません。インタビューの経験が豊富な方は、フローを作成しなくてもインタビュー進行できるかもしれませんが、本番だと結構予想外の答えや話題が出てきて、横道に逸れる…なんてこともよくあるため、作っておくと安心して進めることができます。
 私もインタビューを行う際には、インタビューフローを作成しますが、手元に持っていても、参加者の方の思わぬ回答で、本題とは少し離れた内容を深掘りしたり、予定時間をオーバーしてしまったりなんてことがよくあるので、作ってないとゾッとすることもあります。笑

インタビューフローの作り方

STEP1 まずは、明らかにしたいことを書き出してみよう!

 インタビューフローを作る前に、まずはインタビューで明らかにしたいことを思いつくままに書くのがオススメです。インタビューしよう!と思った際に、必ず「こういうことを知りたい!」というのがあると思うので、その目的を達成することを前提に置くと、よいインタビュー設計ができます。またその際に、営業資料に使う、社内のサービス改善会議に使うなど具体的にインタビュー結果を活用するシーンまで想定できるとすごく深いインタビューができます。

STEP2 明らかにしたい内容から逆算して、聞かないといけない質問リストを作る(核心設問)

 STEP1で明らかにしたい内容を書いたら、それを聞き出すための質問リストを書き出してみます。このリストがインタビューの肝で、絶対に聞きそびれてはいけない質問項目となります。逆にいうと、他の質問よりもこの質問さえすれば、目的は達成できたことになるかもしれませんね。(同じことを言いましたが、それくらいここが大事と伝えたかっただけです笑)

STEP3 核心設問にたどり着くための背景設問や参加者の属性設問リストを作る

 インタビュー開始からいきなりSTEP2で作った設問を聞いてしまうと、参加者も「なんだか圧が強いな…」と感じやすいため、核心設問を聞く前に、参加者の背景情報を聞くようにしましょう。これにより、参加者の方の理解が深まり、インサイトを引き出しやすくなります。





 弊社のパシャっとカルテアプリであれば、「アプリをインストールしようと思ったきっかけ」や「これまでの健康状態」などを背景情報として必ずヒアリングしています。

最後に …
インタビューフローを作るために、質問リストの簡単作り方について説明しました。少し長くなってきたので、質問リストからインタビューフローを完成させるところについては、次回書こうと思います。