近代ロマン漂う旧邸と現代アートが溶け合う夏の夢☀九段下で迷い込もう☀
大正時代に着工されて、昭和2年(1927年)に竣工した邸宅が、今回の舞台kudan house(旧山口萬吉邸)。
アールデコなアーチに溢れるロマンチックな造りながらアヴァンギャルドな顔も持つこの邸宅に、真夏の昼の夢のように現れたひと夏の現代アート空間&時間!そのひと時の物語☀
家のドアをくぐるとまず広がるダイニングルーム。長いダイニングルームの先には、Sam Francisの絵。
横の応接室には、⾼橋尚愛のピンクの抽象絵画が鎮座。クラシカルな窓枠とドアに挟まれてしっくり。
魔法のランタンが、更に邸宅の奥深くへ案内してくれます。
螺旋階段から地下へ。Oliver Beerによる謎の音叉が舞う。
杉本博司の写真と半地下の窓。
窓からは人々の足が見える。足フェチ フランソワ・トリュフォーの映画で女性の足を見ている気分。
河原温の《I got up》シリーズがにょきっと生えている。その向こうには、宮島達男の《3》がチラリ。
上⽥尚宏の時計に惑わされる。
螺旋階段で2階へ。
畳の部屋に⼩瀬真由⼦の白ヘビが!
その先は、半屋外のベランダで、菅⽊志雄の柱!
窓の外をのぞくと、不思議な光景が広がる。湿地帯のような、雲の上から覗き見るような。。。原始的でミステリアスな地平。。。雲の切れ目?または池の底?には人々が行きかう。
このなぞの光景にすっかり幻惑されながら螺旋階段を下りる。Daniel Burenのシマシマが誘ってくれる。
庭に出ると。。。さっき2階から見た謎の平原の正体がわかった!
この邸宅の美しく古い庭に、日差しを柔らかく遮る日除けとして設えられた、石上純也の建築物。夏が終わったら消えてしまう、木陰雲だったのです☁
【展覧会詳細】
「The Still Point – まわる世界の静⽌点」
《展示アーティスト》Uri Aran/Oliver Beer/Daniel Buren/Lucio Fontana/Sam Francis/猪瀬直哉/河原温/
⿊⽥⾠秋/Detanico Lain/宮島達男/名和晃平/⼩瀬真由⼦/Juran Shiotsuki/菅⽊志雄/杉本博司/⾼橋尚愛/
上⽥尚宏/Lee Ufan/和⽥的 *順不同
会期:2021年8⽉6⽇(⾦)〜2021年9⽉5⽇(⽇)
時間:11時―18時(予約制)
休館⽇:⽉曜。 8/31(⽕)はイベント開催の為終⽇休館となります。
場所:kudan house(東京都千代⽥区九段北1-15-9)
予約:ご来場をご希望の⽅は、下記URLよりご予約お願い致します。
https://airrsv.net/theclubxkudanhouse/calendar
ご来館・作品お問合せ:info@theclub.tokyo