逸品を続々新収蔵&お披露目👑アーティゾン美術館が元気☀ コロナにめげず!
アーティゾン美術館の新収蔵品がザックザク✨
ちょうど1年前に旧ブリヂストン美術館がリニューアルオープンしたアーティゾン美術館☀
その際に休館中に蒐集した新収蔵品のクオリティーと数の多さにびっくりした記憶も未だ生々しい中、更に未公開の新収蔵作品 92 点がお披露目される展覧会がスタート👑👀✨
『STEPS AHEAD: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示』2021年2月13日[土] - 5月9日[日]☆潤ってます!!!
キュビスムの画家たち、アンリ・マティスのドローイング、マルセル・デュシャンなどなど、目にも鮮やかで明るく楽しい作品にコロナ明けの春の訪れも感じます♪
今回特にアピーリングだった初お披露目の新収蔵作品を中心にオモシロポイントをお伝えします~☀
1.ピカソだけじゃない!キュビスムを発展させた画家たち
まず目立ったのは、ジャン・メッツァンジェの《円卓の上の静物》。
キュビスムとは言っても、円卓の上のパイプ、マッチ箱などが結構くっきりわかります。構図もすっきりまとまっていて、クラシカルキュビスムといった落ち着き。
ジャン・メッツァンジェの《円卓の上の静物》
中でもとってもお洒落でクールだったのが ジーノ・セヴェリーニ《金管奏者(路上演奏者)》 ♪パリの路上でトロンボーンを演奏する男性。雰囲気出てますね~。先日Bunkamuraで見た「写真家ドアノー/音楽/パリ」展にもたくさん街角のアマチュア演奏者の姿があったことを思い出します。
アルファベットが音に合わせて踊っているようなのもステキ♪
ジーノ・セヴェリーニ《金管奏者(路上演奏者)》1916年頃 油彩・カンヴァス
2.抽象画になる前のカンディンスキー👀
黄金色に降り注ぐ陽光、その中で輝く木々、オレンジ色に染まる家🏡一目で好きになったのがこの風景画。ヴァシリー・カンディンスキー《3本の菩提樹》☀
ヴァシリー・カンディンスキー《3本の菩提樹》1908年
第一次世界大戦がはじまる少し前ですが、恋人と一緒にミュンヘン郊外で充実した日々を送ってたんだな~とわかります💛
抽象化したカンディンスキーの絵も同じ会場にありますので、見比べてみては?
ヴァシリー・カンディンスキー 《自らが輝く》 1924年
幾何学模様にリズムを感じる音楽的抽象画♪16年間での変化期間を想像するのも良いかも。この間、カンディンスキーは《3本の菩提樹》を描いた時の彼女とは別れ、違う女性と一緒になっています!←ご参考(^^♪
3.ダンナを凌駕するパワーさく裂✨抽象表現主義の女性画家たちのセクション☀
中でも目覚ましくパワフルな新収蔵品コーナーが、抽象表現主義の女性画家たちのセクション☀
エレイン・デ・クーニング(ウィレム・デ・クーニングの奥さんで作品が今回の図録の表紙を飾る)や、リー・クラズナー(ジャクソン・ポロックの奥さんで、ポロックの死後彼の作品の価値を爆上げ)ら奥さん方の作品が、同じスペースに飾られるダンナさんたちの作品を圧倒する様子が際立つ展示になっていて鮮烈~☀
右側の作品:エレイン・デ・クーニング《無題(闘牛)》
左側の作品:リー・クラズナー《ムーンタイド》
同じ展示室の反対側には彼女たちの著名なダンナさん画家(ジャクソン・ポロックとウィレム・デ・クーニング)の作品が飾られていますが、こじんま~りとしていてクスっとしてしまいます(^_-)-☆
かかあ天下だったのでしょうか!!
ジャクソン・ポロック《ナンバー2、1951》
一番右側の作品:ウィレム・デ・クーニング. 《リーグ》
4.気になる資金源は?$✨
ちょうど発売されたばかりの東洋経済(2/20号)に掲載されていましたので、抜粋でお伝えします☆気になりますものね~!
「財団はブリヂストンの筆頭株主で受取配当額が123億円にも上る」とのこと。財団の運営費34億円を差し引いても潤沢✨
おかげでワールドクラスのお宝作品が日本に集まり、鑑賞・体感する機会が増えるのは嬉しいこと♪
コロナ前から「予約制」を導入したり、大学生までの入館料を無料にしたりできるのも、そういった盤石な財務基盤あってこそ~☀
※データは東洋経済(2/20号)「アートとお金」特集より引用
5.まだまだ気になる作品多数!
抽象表現を中心とする 20 世紀初頭から現代までの美術、日本の近世美術など、コレクションの幅を広げ続けるアーティゾン美術館の今もぜひ目撃くださいね👀✨
※プレス向け内覧会にて許可を得て撮影しています。
※撮影可能な場所もありますので、会場の指示に従って撮影をお楽しみください!
【開催概要】
展覧会名:STEPS AHEAD: Recent Acquisitions 新収蔵作品展示
会期:2021年2月13日[土] - 5月9日[日]
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