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私は誰のために、何のために仕事をしてる?(24卒の就活カウンセリングをした話)

先日、24卒の大学生の方の就活カウンセリングを担当させて頂きました。キャリアコンサルタントとして・カウンセラーとして改めて感じることがありました。こういった想いを企業で働くHR関連の方とも共有したいなと考えたので、まとめていきたいと思います。

●学生支援を始めようと思ったきっかけ

もともと自分自身が学生時代就職活動がうまくいかなかったという経験もあり、いつかは、一人ひとりの学生が自分を理解でき、自分らしく走れるような学生支援を行いたいと思っていました。

現在の会社ではいつしか新卒メインで担当させて頂く形になり、意図せず自分の目標に近づけていることに驚いています。

ただ、毎日15分の面接時間の中で人を見極めて<自社の人材に当てはめられるか>と考えながら何十件の面接を消化しています。

私が好きなことって<人を判断すること>ではないのでは?
でも、実際に面接した数も転職したばかりで多くないのに何を生意気言ってるんだ!と自分に思ったり。つまるところ少しもやもやしていました。そんな中、

「キャリコンの分野が向いてますね!」

先日5年ぶりに会った大学時代のサークルの後輩に掛けられた言葉でした。
彼は人事→人事コンサルと活躍をしており色々な会社やHR分野を見た上で、今の採用の仕事は私のやりたいことではなさそうと言っていました(笑)

だったら、今ある環境で最大限学べることを学びながら、やりたいことやろう!と思い、たまたま頂いたご縁に飛びついてみることにしたのでした。

●不思議なご縁の話

少し話が逸れますが、私はキャリアコンサルタント国家資格を取得しています。
日本マンパワーで半年間学び、第11回で実技合格・第12回で晴れて学科も含め合格し正式に有資格者となりました☆前職の兼ね合いでキャリアコンサルタントが国家資格になる前のCDA時代からずっと受験のタイミングを狙っていた資格だったので受けられることになったときは純粋に嬉しかったです!
*当時のCDA資格は社会人満3年の経験がないと受験資格がありませんでした

せっかく取った資格を活かそう

と思い、資格取得直後は第13回・第14回受験をされる予定の方にホルダーとして実技のロールプレイングのCO役をやったりして勉強会に参加していました。

ですが、しばらくして勉強会からは遠ざかってしまいました。というのも、実際のところキャリコン資格を取得する人はセカンドキャリアを考えている方が多く年齢層が高かったので、当時20代後半の私にとって指導をする際の言葉の選び方はプライベートで時間を割いているはずなのに疲れることが多くて、ちょっと嫌になってしまいました(笑)

でも、ちょっと勉強し直そうかな

改めて、転職エージェントから人事になり、面接の機会も多く勉強しようと思ったけど

何を勉強したらいいのかわからない

という壁にぶつかる。とりあえず今までキャリコンでご一緒した方やお世話になった方に、人事として転職した旨を伝え、何を勉強したらいいのか聞いてみました。すると一人の方から

「師匠、お元気ですか?」

というメッセージを頂き、勉強会のコミュニティに誘って頂くことになりました。私を師匠と呼ぶ男性は父と同じ歳くらいの方なのですが、以前勉強会で私の指導がハマり、私のことを「師匠」と慕ってくださっていたのでした。

そこでご紹介してもらったのがNextStepという団体での活動でした。
そこでは、約50分間24卒予定の大学3年生・修士1年生に対して就職活動の相談を行うというボランティア的な活動に参加できる人を募っていました。

手帳を見ながら、スケジュール的にはいけるな…

「どうしよう・・・やる?やらない?」

キャリアカウンセリングなんて久しぶりだし…就活生の支援もしたことないし…と、うだうだしながら申し込みを半日悩んでいたのですが、挑戦することで失うことが全くないので、えい!と、気づいたときには応募していました。

●今回の学び

実際のカウンセリング内容は守秘義務にあたるので、記載することはできません。(当たり前すぎることを失礼しました)学生カウンセリングを経てケース記録をまとめて講師にフィードバックを頂ける勉強会もセットで開催してくだっているので、その回を踏まえて私が学んだこと・感じたことを書こうと思います!

・言葉に対してアンテナを張る
・【深堀】が課題
・「どうして?」と問うことは相手の価値観を拾える
・質問や言い換えをして相手の回答が「NO」だった場合チャンス!
 どうしたら・どの状態がCLにとって理想的なのか質問をしていく
・進行の状況に不安を感じたらCLと確認作業を行う
・クライエントが自分で走れるようにになるのがカウンセリングの理想
・相手が発する言葉のイメージを合わせる
・CCは目の前のCLに100%で接する
・就活相談の際には、企業との接点合わせよりもCLの良さを引き出すことをカウンセリングの中で大切にする

こう学び返す機会も頂くと、ロープレで意識していたことをすっかり忘れてました。改めて相手の価値観ワードにアンテナを張る意識や言語的追跡を楽しみたいと思います!

●今後の目標

もう一度勉強しなおそう。
話を聴くことはやはりプロの仕事だ。

と改めて痛感。そして、冒頭にモヤモヤしていた【15分間の面接で人を判断すること】に関しても環境のせいにするのではなく、自分のやりたいようにする方がいいなと思いました。

というのも講師の方から、

私)15分で聞けないんです!判断するだけで終わってて
講)どんな質問しているのですか?
私)学生時代頑張ったこと→学んだこと→キャリアビジョン→志望の業界…など
講)もっと頑張ったことを「深堀」してみるのはどうでしょうか?

そこで、「はっ」と【面接は、こうせねば!】という自分の思い込みで縛り付けていた感じをしていたことに気づいたのでした。

もちろん会社の選考基準に合っているかを意識する必要がありますが、逆を言えばそこを押さえていれば、私自身が満足するような面接にしていいってこと。

環境のせいにせず、そして自分に嘘をつかない日々の過ごし方をしていこうと思いました。

これは完全に持論ですが、キャリコンってどうしても少し社会との接点が乏しいような印象を持っています。今回勉強会への参加を通して、何がいい悪いを言いたいわけではなく、セカンドキャリアの先輩方でも、主婦層の方でもない、私のコンフォートゾーンを見つけたような気がします。

企業系×同年代×専門性を持った人たちと繋がってキャリコンの当たり前をちょっと変えたいって少しだけ、思いました。これが何か始まるのか、私が動くのか全然イメージが持てていないですが(笑)

●余談ですが

ケース検討会の最後で学生の特徴などを話していたときに、
講師の先生が大学で優れている子のお名前を呼び上げたらクレームに繋がったということがあったそうで、この本の話題になりました。

今後部下の指導をする際も気をつけなければな…と思っていたのですが、とはいえ、タイプによっては全体から評価されることに快感に感じる人もいると思うのでより、1人ひとりに向き合った関わり方ができることが育成につながるのでは?と感じました。

タイトルで書かせていたただいたことですが、結局自分が満ち足りていることが相手にとっても良い影響を与えられると思います。だから私は自己成長のため、自分がもっと好きな自分になるために仕事をしていきたいと思います。

以上です。
ご覧いただきありがとうございました💓

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