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写真集作成について

先日個展「LANDSCHAFT」を終えました。
たくさんの方にお越しいただきありがとうございます。

個展を終えて、今回展示した作品+数点を写真集としてまとめるべく、写真集作成中です。

本当は展示会場に写真集を置きたかったのですが来客数、反応を見て色々と考えたかったので
写真展前に写真集を作成することはやめました。

そんな写真集ですが
今回の展示期間中、展示場所で予約された方の数は、なんと40名。instagram、Twitterから知り予約された方は30名と、今のところ70名もの方が予約してくださりありがとうございます。

この70名を多いととるか、少ないととるかは
人それぞれだと思うのですが、僕自身は70名の方にご支援をいただくということは、とても意味のあることだと思っています。

今までも写真集作成したことがあるのですが、精々半分の30名くらい。
作成部数も余らないようにちょうどくらいを作って売り切る。
というスタイルで写真集作成してきました。
この30名という数字もとてもありがたいのですが、30名と70名だと写真集の作成の仕方が大きく変わります。

今までの写真集の作成方法はオンデマンド印刷となります。
オンデマンド印刷は、簡単に言うと少部数、少量印刷向き。
少ない数を発注し、少ない数を売る。といった流れになります。
在庫を抱える心配がなく、手軽に作成できるのがポイントです。

下記にわかりやすいサイト。図を載せました。


引用 KONICA MINOLTA


しかし、今回の写真集の作成方法はオフセット印刷。
オフセット印刷は初めての試みです。
オフセット印刷は、簡単にいうと大量印刷で高繊細な品質の高いものをご提供できるものになります。

デメリットとしては、少部数だととても高くなるということです。

このオンデマンドとオフセット。
分岐点は大体100部と言われているのですが、僕が発注させていただいているところで作成すると50部。が一つの分岐点だと思っています。

正直に70部ご予約いただいていても、赤字であり採算は取れない。
というのが現実なので、むしろようやく利益になるかな。
くらいのラインなので、手軽には手を出せないのがオフセット印刷です。

そんなオフセット印刷に今回こだわったのには理由があります。

一つ目は写真家「木佐貫直人」と自身の作品を世の中に残したい。
という強い思いをもっていること。
二つ目は、オンデマンドで印刷したものを「写真新世紀」での入賞や長年個展をされたり、たくさんの写真集の作成をされている写真家の方に見ていただいたときにアドバイスをいただいたこと。
三つ目は、写真家と名乗るなら覚悟をもって制作活動をしていきたい。
ということから今回オフセット印刷にこだわりました。

2つ目の写真家さんにアドバイスをいただいたことはとても良い機会であり、中々そんな機会をいただくことは普段写真やっている方はそうそうないと思うのですが、たまたま機会を設けることができました。

しかし、その時に思い知ったことは、「写真家」として長年活動されている方と自分との写真に対する思い、写真集作成への覚悟の差でした。

アドバイスいただいたことは、とても参考になり次に活かそう。と前向きだったのですが
正直やはり悔しく。いつかオフセット印刷もやってやろう。
という負けず嫌いな気持ちが沸いてきました。

といえやはりオフセット印刷という、とても安いとは言えない写真集の作成方法は、簡単なことではなく、冒頭の写真展の時の反応を見て
作ることを決めました。

オンデマンドが悪いということではないのですが、やはり品質にこだわり、よりよい物を作るという点ではオフセットにこだわりたいです。

これに印刷会社さんで写真集を作成しようとするとデザインなどが加わり、複数の人が関与するので、価格は跳ね上がるのですが
僕はまずこのオフセット印刷で写真集を作成する。
という短期目標を達成しようと思います。


ここまで読んでいただいた方ありがとうございます。

写真集「LANDSCHAFT」はご予約受付中です。
SNSのメッセージ、またはコメントで受け付けております。
また写真集が出来上がり次第、こちらのnoteで報告したいと思います。






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art6d
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