大学院での勉強の話。【vol.1】
アンニョンハセヨ、いつも課題に追われているhrkです。
私が大学院進学を目指していた頃いろんなサイトで大学院の情報を集めていたんですが、授業内容に関する記事はなかなか見つかりませんでした。
見つけても「これいつの記事・・・?」みたいなのがあったり、専攻が全く違ったりして、参考にするのが難しかった記憶があります。
ということで、今回は初の試み、韓国で大学院生(韓国語教育専攻)をしているわたしは普段どういう勉強をしているのかを紹介しようと思います📝📚
前編の今日は、今学期受けている授業を中心にお話しします✨
1.韓国語評価論研究
この授業はその名の通り、学習者の韓国語能力を評価するのにどういった評価の種類があるのか、どうやって評価するのかについての授業です。
毎週教授から「~について述べなさい(A4用紙1枚程度)」という課題が出されるので、使用している教材から答えを探してまとめます。
例えば、
こういった問題について論述していくかたちです。
また、この毎週の課題に加え小論文も作成してきます。
1週目の授業で「この学期を通じてどんな内容の小論文を作成していくか、テーマ決め・関連する参考文献最低10本の要約をして発表しなさい」という課題が出されました。
私は前から発音に興味があったので、日本人学習者向けの発音評価について小論文を作成することにしました。
中間試験は行わない代わりに、途中まで作成した小論文の要約文を発表&提出します。
その後、結論まで完成させた小論文を発表し教授&他の受講生からのフィードバックを受けて、修正したものを期末課題として提出します。
今日やっと終わりました。計20ページ、小論文とは・・・🤔?
2.韓国語学の理解
この授業では「韓国語とは何ぞや?」という感じで、文字の成り立ちや発音体系、発音変化、単語の成り立ち、文章構造などを学びます。
品詞とは何か、から始まり動詞、形容詞、代名詞、数詞などの概念や似ている表現との違いなどを勉強します。
最近やったのは、
皆さんも一度考えてみてください🤔
この授業は教養科目にあたるので、中間・期末しっかり筆記テストがあります。そろそろ勉強しなくてはいけません・・・。
画像はまさに今回のテスト範囲です。がんばります🥸
3.韓国語文法教育論研究
これも名前そのまま、韓国語の文法をどうやって教えるのがいいのかについての授業です。
教えるにあたり、どのレベルのどの文法をどの順番で教えるのかを考える必要があるんですが、順番も①頻度、②有用性、③教育・学習のしやすさを考慮し決定します。
①頻度は日常会話の中でどれぐらい使うか
②有用性の有無は学習者の需要が高いのか・核心的な文法にあてはまるのか(どちらもあてはまれば有用性ある)
③教育・学習のしやすさは教師目線では教えやすく、学習者目線でも学びやすいかどうかを表します。
例えば、「~です」を表す文法は「-ㅂ니다/습니다」、「아/어요」の2種類がありますが、どちらから教えるかは悩ましいところです。
最近は頻度と有用性を重要視して「아/어요」を先に教える傾向にありますが、私自身どっちがいいんかなぁと悩んでおります。
みなさんはどちらから学びたいですか?
授業自体は教材の内容を要約して発表する形式で、発表後に教授が内容を補足していく感じです。
私は実際に韓国語を教えていた経験があるので、授業を聞きながら脳内で「(なるほど、そういうふうに教えるのか)」と脳内で実践してみたりしてます🤔
学院で教えていたころを思い出して、脳内授業してます👩🏫
4.韓国言語文化研究
これは韓国語と韓国文化の関連性についての授業です。
なので、K-POP!韓国料理!!というよりは、「韓国人の考え方が〇〇やからそれが韓国語の~~~にも表れている」みたいな内容です。
この授業ではグループを組んで発表をするんですが、各グループにテーマが与えられ、それに関連する論文を1人1本要約します。
わたしのグループは「K-culture」に関連するもので、論文は
・イカゲームのなかに登場する韓国文化
・BTSの映像コンテンツ(ファンによる字幕の作成について)
・若者文化について(←これ担当しました)
でした。
また、この授業では期末課題として研究計画書の提出&発表があります。
韓国文化に関する内容なら何をテーマにしてもいいとのことだったので、「趣味目的で韓国語を勉強している日本人学習者向けの文化教育ー演劇を活用してー」にしました。
修論のテーマが「演劇を活用した会話教育」なので、その一部をいじったものになります。
本当は研究計画書さえ書けばそれでいいんですが、ついスイッチが入ってしまい、現在小論文作成中です。
果たして来週までに完成するのだろうか・・・。
5.まとめ
さて、ここまで大学院の授業についてみてきたわけですが、いかがでしたか?
今学期の授業はほぼ発表でした。
大学の時は座学が多かったんですが、やはり発表・小論文作成がたくさんあります。
また他の授業でも教授から「君はどう思う?」というような質問がきて、そこから議論になったりするので、学生参加型といいますか、この専攻が大好きな自分にとってはその道のプロと議論できるので非常にアツいです🤩
今後韓国語教育専攻で大学院進学を希望される方のタメになる記事になれば幸いです😌
最後に、韓国語学の質問部分の答えを残しておきますね!
(需要があるのかわかりませんが)
次回は前学期に履修していた授業の内容を紹介します💁♀️
ではまた。
hrk.
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