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ココロの扉(返信不想症)

今回は「返信」をテーマにしてみようと。

(ミスって有料設定にしてしまいましたが、最後まで読めるので安心して下さい……)




さて、現代の社会ではSNSと日常生活は切っても切り離せない関係になりつつあります。そんなSNSですが、僕はLINEをやり始めた当初、はっきり言って「面倒くさい。使いたくない」と思っていました。なぜなら返信が全く思いつかないからです。意味が分からないですか?

目上の方と初めてLINEを交換した時や、脈アリの異性と駆け引きをしているときなど。多くの方はこのような重要な場面でのみ返信を熟考する機会が訪れるはずです。しかし僕の場合は違いました。

普段から関わる友達の何気ない一言ですら、何と返信したらよいのか分からず、画面の前で15分思考して練りに練った一言を送るという有様でした。


「これを言ったら相手は傷つかないか」
「誤解を与える文章になっていないか」
「返信はもう少し遅い方がいいだろうか」
「返しやすい返信になっているか」
「もっと気の利いた返事はできないか

僕の脳内思考



まるで将棋を指すかのような熟考ぶりを発揮し、毎回頭を悩ませていました。返信できたらいい方で、何十分も考えたあげく結局何も言葉が思いつかず既読無視状態で放置する、なんて事がしょっちゅうありました。人と対面で話す分にはペラペラと問題なく話せる一方、文面になると点でダメになる。

返信したくても出来ない→未読無視→音信不通
ここまでがワンセットです。


こんな事が小学生の時から数年も続いていたのですが、最近になって症状が改善しつつあるので、具体的な原因や発生条件と改善策を探ってみようと思います。(ネットで同じような症状を調べても似ているようで異なる部分があったので参考になれば幸いです。)






◾︎原因考察

①ASD

はい。もうド直球ですね。ASD(自閉スペクトラム病)とは、対人関係やコミュニケーション、こだわり、感覚の過敏さなどの特性を持つ発達障害です。

僕は小さい頃から読書感想文がとても苦手で、白紙で出したり本の内容をコピペして提出したりしていました。なぜなら自分の気持ちを読み取れないからです。自分が何を感じているのか分からないので、何もアウトプットできない。LINEでも同じです。気持ちを言葉で表現する事が苦手な事がこの症状に直結しています。


②HPS

HPSは生まれつき感受性が強く、刺激に敏感な気質を持つ人の事です。先ほど挙げた例の様に、相手の気持ちや返信する時間等に気を使い過ぎてしまい、返信を送れないタイプです。加えて、早く返信を返さないといけない等のストレスに晒されて疲れてしまうパターンもあるでしょう。


③統合失調病

…これはかなり精神的にキツいです。正直思い出したくありません。具体例を挙げた方が早いですね。

「お前殺すわ」「死ね」「ネットに晒すわ」等の暴言・脅迫行為の可能性におびえたり、相手の返信を待っている間に、実は裏で晒されて笑いものにされてるとか、急にウイルスが送られてきてスマホが乗っ取られてえっちな画像を抜き出されるとか、来る日も来る日も妄想が脳裏を過ぎり続けて返信どころではなくなってしまう日もありました。


④距離感が分からない

そのままです。敬語orタメ口、敬称orあだ名とか。どの程度の言葉遣いをすればいいか分からず、硬直してしまう。シンプルですが、重大な要因の一つだと考えられます。


思いついた原因を一通り挙げてみました。症状は1つでも、様々な原因が絡んでいた事が分かります。次はどう改善したか述べていきます。




◾︎改善案

僕はまず自分の思いを言葉に起こす練習をしたいと考えて、Twitterのアカウントでひたすら思ったことをすぐに呟く練習しました。「おなかすいた」「今日は疲れた」など簡単なことでいいです。どうせ匿名のSNSなのでド下ネタだったり、倫理観に反する事でも構いません。複雑な文章ではいけません。子供のように頭空っぽにして元気に単文ツイートしましょう。

適当にフォロー+いいねしまくっているとそのうち誰かから返信が来るので、これもすぐに返信しましょう。どうせ匿名なので変な事を言っても大丈夫です。困ったら「分かる!」「ありがとう」「おもしろいw」の三種の神器で切り抜けましょう。とにかく思考を挟まない。感覚を言語に直結させることが重要です。

これを3か月ほど続けたら、気軽に返信ができるようになりました。


改善したとはいえまだまだ悩むときもあるので、最後に僕の返信不想症の発生条件を挙げてみます。



◾︎発生条件

①ずっと家に居るとき
②エナジードリンクを飲んでいない日

このどちらかを満たすと、返信が思いつかなくなります。なんというか、「心が閉じる」感覚に陥るんですよね。人と関わりたくない、孤独でいい、面倒くさいという思いが強くなり、返信がそっちのけになります。ただ閉じこもって、自分一人で世界が完結するイメージです。これがこの記事のタイトルの由来です。僕はこの「自閉」の感覚と闘いながら日々社会と関わっています。




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