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"無キャ"を克服した話
お久しぶりです。せらです。喜ばしいことに最近人と関わる機会が増え、纏まった時間が取れずにいました。期末試験も終わり一段落付いたので前回の記事に引き続き、どのように無キャの克服に至ったのかの含めて「無キャ」について考えてみようと思います。
◾︎無キャの特徴とは?
前回の記事でも触れましたがもう一度まとめると、
・周りに流されて生きている
・友達が居ても親友と呼べるか分からない
・特徴,趣味が無い
・自分の意見を持たない
・暇な時間は全てSNSに溶かす
・主体性が無い、自分から改善しようとしない
という上記の項目が当てはまるような人物です。
これらの特徴を捨て去り、意欲的な人物(=モチベーションに溢れる人間)になる為の方法がうっすらと見えてきたので、私の人生観の変遷と共に紹介していこうと思います。
◾︎昔の自分の在り方
前の記事でも述べましたが、私は幼少期から意欲が少ない子供で、欲しい物を聞かれても答えられませんでした。常に周りに流されて生活し、自分から努力する発想さえ思い浮かぶ事が無かった。努力せざるを得ない状況では「やらなかったら死ぬ」「見下されてたまるか」という負の感情からエネルギーを取り出して物事に取り組んでいました。
極端に言えば、人間は食欲と睡眠欲さえ満たせば生きていけるようにできています。金を稼ぎ、食べ物を食べ、寝る。生きるだけならこれで十分です。生命の窮地に陥るでもなく、安全が保障された状態でさらに努力するにはどのような考え方をすればいいのか分からず、長年悩んでいました。
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しかし、突然転機が訪れました。
◾︎無キャとは無縁の人物に出会った
去年の9月頃、友人の紹介でRさんという方に出会いました。その方は出来ない事が無いと言えるほどに多彩で、とにかくテンションが高かったです。2日に1回の5時間の睡眠のみで生きているそうで、もはや人間の領域を超えたサイボーグのような存在だと認識した覚えがあります。YouTubeでの活動もしており、一般的には成功者と呼んで差し支えないと思える人物です。ありがたい事にお話しする機会がもらえたので、人生のモチベーションについて聞いてみる事にしました。
大きく2つ聞いたのですが、まず一つ目が「なぜ努力をしているのか?」です。個人的には「楽しいから」とか「お金の為」など、凡庸なものを期待していたのですが、回答は「友人が喜んでくれるから」でした。自分の行動で友達が喜んでくれたのが嬉しいから、また続けようと思ったそうです。当時はそれをモチベーションにする事に実感が湧かなかったのですが、今は大切な価値観だと思うようになりました。
2つ目に「なぜYouTube活動を始めたのか?」と質問しました。すると、一切考えるそぶりも見せず、「自分が培ってきたノウハウをみんなに届けようと思った」と即答されました。そのほかにも数時間色々な事を話したのですが、やはり話には一貫性があり、それは「自分ではない誰かの為に努力している」という点でした。
意欲の出し方に悩んでいた自分の頭の中の霧がいっぺんに晴れた一方、自分は人生を通して結局自分の利益しか考えていなかったんだと思わされました。「人を大切にする気持ち」が欠けていた物の正体だったのです。
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◾︎人と関わってみる事にした
それから私は積極的に人と関わってみる事にしました。今まで意識して自分から人に関わった事はなかったのですが、自分から連絡先を交換して一緒に遊びに行ったり、あるいは通話をしながらゲームしたり、そのまま寝てしまったり。とにかく暇になったら誰かに構ってもらうようにしました。
そうして人と関わっていくうちに、「この人のために頑張ろう」「何かあったときに頼られる人間になりたい」「人が困ってたら助けよう」など、気づけばポジティブなエネルギーを原動力として行動できるようになっていました。自分のこの能力が人の役に立つから、もっとこれを磨いて強くなりたいという思いが自然と湧いてきます。
努力のモチベーションだけではなく趣味についても、「一人よりも、友達と一緒に○○をするのが楽しい」という気持ちが、その活動を人間の趣味たらしめる要因になると感じました。
以上がここ最近の自身のモチベーションの生み出し方の変容です。「自分のため」ではなく、「人のため」を第一にして生活を心がけていたら、自然と意欲が湧き、様々な事に取り組んでみたいと思えるようになりました。
◾︎無キャを克服するには
結論として、無キャを克服するための最も有効な手段は「趣味を作る」とか「目標を作る事」ではなく、「人と関わる事」がもっとも重要であると私は考えました。実際に、人と話す事は前頭葉を刺激して意欲を生み出す要因となっています。そのうえ、人間は他者を鏡として内省を繰り返すことで自己を確立していくので、人と関わらなければ脆弱な自己のままであり、無趣味や無気力になり得ると合点がいくでしょう。
というわけで今回の記事はいかがだったでしょうか!自分なりに「無キャ」の原因を考察してみました。最近は統計学の勉強をしていて資格試験も受ける予定なので次回はその話にしようと思います。この記事が面白かった!役に立った!時間の無駄じゃボケ!という方はいいねボタンを押して頂けると励みになります!