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管理職と男性育休について~仕事と育児の両立支援・管理職向けセミナー開催報告レポート

2023年10月・11月に、キリングループロジスティクス株式会社様にてArrowArrowの社員!Shine!として「仕事と育児の両立支援」というタイトルのもと管理職向けにセミナーをおこないました。
株式会社ベネッセシニアサポート様と共に企画設計をおこなった2時間30分の対話の場となりました。

2年目の今回の場に至るまで、2022年に男性育休にまつわる法制度が変わり、より一層、組織においてどのように育休取得推進していくのか注目されていく社会状況になりました。

そしてキリングループロジスティクス様の中でも実際に男性育休取得者が現れ、組織の前進がわかる機会となりました。


研修内の様子

この場の冒頭には安藤社長からも「男性育休取得は新卒採用にも大きく関わってくる」という言葉があり、働く場において個々人のライフイベントをサポートする状況は組織へのエンゲージメントを高め、ひいては、働く人を募っていくときにも強みになっていくことがあるというメッセージがありました。

今回の場は大きく3つの構成で進めていきました。
1)現状把握・相互理解
2)実際にどのように男性育休が取得できたのか
3)考え方と行動変容

特に今回は実際に男性育休取得の当事者である社員とそのチームのマネージャーもご参加いただき、
・どのようなプロセスで男性育休取得が出来たか
・成し得られた状況、見えた課題、それぞれの想い
などを現場の声を投じてもらったことは、参加した管理職にとって大きな学びとなっていることがわかりました。


ワークショップ・対話中のマネージャーたちの様子

昨年と違い今年の大きな違いとしては課題の具体化が進んでいることでした。
それぞれの部署でも起こり始めた育休取得者の状況が見え、それによってどのように進めているかのシェアがあったり、来年対象社員がおりどのように進めていくかを考えている課題があがったり、昨年よりもより具体に起こっている事象について対話がありました。

参加後のアンケートの一部をご紹介します。

  • 会社の制度ですので推進するのはあたりまえと思いつつ、同じ境遇のリーダーと本音で話しあうことが出来た

  • 育休の時だけでなく、「アンコンシャスバイアスを持っている」という自覚をもつことで、他メンバーとの対話の重要性を一層認識することができました

  • 男性の育児休暇の推進に加え、メンバーが安心して(家庭環境の変化で)休暇取得を遠慮なく言える職場環境にしておくことが重要と感じた

  • メンバーの多能工化のみならずチーム間の支援や多能工化の推進を図ることを積極的に取り組みたい



この場の有用性について触れてくださった方やご自身の意識や気づきに紐づけてくださった方、そして働き方をどのように変えていく必要性があるかを考えるきっかけとなっていたことが分かる声を多くいただきました。
「前例のない働き方」に直面している私たちの社会状況において正解はありませんが、だからこそ課題1つ1つを組織内で互いにシェアし前進できるような対話と変化を生み出していくことを心から望みます。

再びこのような機会をいただきましたキリングループロジスティクス株式会社様に感謝しております。参加してくださった管理職の皆様、ありがとうございました。
そして共にこの場を創ることできましたベネッセシニアサポート株式会社様にも感謝をお伝えします。


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