見出し画像

「ゴルフが大嫌いで大好き。辞めたいけど上手くなりたい。」

こんにちは。MG(えむじー)です。
男性の私が女性視点でゴルフを語るなんておこがましいと思いながらも、きっと誰かの役に立つのではないかと思って書きました。


ゴルフは年齢、性別を問わずに楽しめる素晴らしいスポーツです。これはもう疑いようがないですよね。

でも、そこにはきっと見えない壁が存在します。その壁とは、互いのゴルフ観や取り組み方の違い、そして相手への理解の浅さです。

Xでとある女性ゴルファーの投稿を目にして、そんなことを強く感じました。その投稿にはこう書かれていました。

「ゴルフが大嫌いで大好き。辞めたいけど上手くなりたい。」

とある方のXの投稿

この言葉はかなりグッときました。一見矛盾しているようですが、これが女性ゴルファーの本音かもしれないと思いました。

ゴルフ界は女性ゴルファーに優しくないんじゃないか

私の妻もかつて、同じようなことを言っていました。
「練習場で何度も泣いたけど、やってて良かった」と。

ゴルフに行くのもパートナーや友人たちの関係性があるからで、「迷惑かけないかな?」「続けたらいつか楽しくなるかな?」など様々なことを考えながらプレーしていたそうです。

ゴルフの記事や動画を検索しても、女性ゴルファーたちのこうした葛藤や感情が語られる場面は少ないように感じます。
それどころか、多くのレッスンやアドバイスは男性向けに作られており、女性ゴルファーのニーズに合っていないことが多い気すらします。

例えば、スイングの基本や飛距離を伸ばすための指導は、多くの場合、男性の筋力や体格を前提としています。その結果、女性にとっては「この方法では自分には無理だ」と感じさせるものになりがちです。

男性ゴルファーと女性ゴルファーの違い

ゴルフの取り組み方には、男女の間で大きな違いがあることを認識する必要があります。男性は比較的単純に「上手くなりたい」というモチベーションでゴルフを続けることが多いのに対し、女性はきっと複雑な感情や背景を持ってゴルフに向き合っています。したがって、単純な男性脳で安易にアドバイスするのは考えものです。

例えば女性ゴルファーが特に感じるのは、筋力や体格の違いです。飛距離が出にくい、スイングが安定しにくいといった問題は、女性ゴルファーにとっては日常茶飯事です。しかし、男性はその違いを意識することなく、自分の基準でアドバイスをしてしまいがち。その結果、女性ゴルファーにとっては「役に立たないどころか、逆に混乱する」というケースも少なくありません。

男性ゴルファーができること

では、男性は女性ゴルファーに対して何ができるのでしょうか?

まず第一に、スイングや飛距離に関する技術的なアドバイスは避けた方がいいんじゃないかと思っています。代わりに、マネジメントや戦略といった、性別差に影響されない分野でサポートすることを考えてみてください。
例えば、ラウンド中に「ここでは無理せず刻む選択がベストだよ」といった具体的なアドバイスは、筋力とかに影響されない再現性のあるアドバイスです。

さらに、女性ゴルファーの感想や意見に耳を傾けることも大切です。そこには、男性が気づかない多くのヒントが隠されています。
例えば、「今日は思うようにスイングできなかったけど、あの1打が嬉しかった」といったコメントには、女性ゴルファー特有の視点や価値観が含まれています。
せっかくゴルフをやるなら、そういった一打の喜びや苦労を一緒に分かち合って、楽しいゴルフ、思い出に残るゴルフをしたいなと思います。

仲良く楽しくプレーできるなら、それ以上ないですもん。

いいなと思ったら応援しよう!