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AIを使ったラウンド計画作成マニュアル ~目標と判断軸を持ったゴルフを目指して~

こんにちは。MG(えむじー)です。
今回は以前書いた目標スコアの作り方の具体的方法について提示します。

誰でも使えるプロンプトを無料公開するので、ぜひ使ってみてください。
このような表を生成することができます。

オリジナルスコアシミュレーター(GPTs)を使ったラウンド計画

1. はじめに

ラウンド計画を作ってゴルフをもっと楽しもう!

「長年ゴルフを続けているのに、どうしても100を切れない」
「スコアが安定せず、好調と不調の差が激しい」
「マネジメントが大事っていうけど、どうやればいいの?」

こうした悩みを抱える方に共通する特徴があります。それは「明確な計画を持たずにティーショットを打っている」ということ。

たとえば、難しいホールで攻めすぎたり、逆に簡単なホールで守りすぎたり。そうして気づけば、コース設計者が仕掛けた罠にハマり、スコアが悪くなっていきます。

ラウンド計画がないと、ラウンド後に「何が悪かったのか」を振り返ることもできません。「計画通りにいかないから、そもそも計画なんて立てても無駄」という人もいます。

でも、それは違います!!

計画通りにいかないからこそ、振り返りと軌道修正のために計画が必要なのです。

ゴルフが上手な人は、意識的にしろ無意識にしろ、常に計画的にホールを攻略しています。「ここはパーを狙うホール」「ここはボギーでまとめよう」などと考えながらプレーしているのです。

あなたがゴルフ上達を願うなら、まずはしっかりとラウンド計画を立ててみましょう。ただ、ラウンド計画の作り方を具体的に教えてくれる本や動画はほとんどありません。

そこでこの記事では、生成AIを活用して、現在のあなたの実力を考慮した達成可能な目標(=My Par)を設定する方法をわかりやすく解説します。

「My Par」が決まると、ホールごとの戦略が明確になり、ゴルフがグッと楽になります。ある程度ボールが打てる方なら、きっと「ゴルフが楽しくなった!」と実感できるはずです。

人によっては、ずっとスイング研究してるのにスコアが上がらなかったけど、ラウンド計画を立てただけでベストスコアがでたりします。

さらに副次的効果として、スコアアップのためにどこを重点的に練習すべきかも見えてきます。

  • ドライバーの飛距離を伸ばすべきか?

  • セカンドショット以降で使うクラブの飛距離を強化すべきか?

  • それともパッティング練習に力を入れる?

取り組むべき課題は人によって違います。ラウンド計画と結果をもとに、あなたオリジナルの課題を特定して「自分の課題」をクリアしていきましょう。


ゴルフもPDCAサイクルで上達

ビジネスでよく言われるPDCAサイクルはゴルフでも役に立ちます。

1. Plan(計画):後述するラウンド計画プロンプトを使い、各ホールの目標スコアを設定する。
2. Do(実行):ラウンド中は計画通りにプレーすることに全集中する。
3. Check(確認):ラウンド後に計画と実際の結果を比べて、課題をあぶり出す
4. Action(改善):課題をもとに練習方針を立てて、次回のラウンドに備える

これを繰り返すことで、スコアは徐々に安定していきます。計画に基づいてプレーしているので再現性があり、少しくらいラウンドの間隔があいても、スコアが乱高下することはなくなります。

本書を通じて、自分に合った攻略プランを見つけ、ゴルフを存分に楽しんでください。あなたのゴルフライフがより充実したものになることを心から願っています!


2. 目標値と判断軸の必要性

適切な目標値を設定することが重要

まず最初にお伝えしたい重要なことがあります。
それは、目標設定は「頑張ればギリギリ手が届きそうな範囲にする必要がある」ということです。

平均スコアが100以上の人が、全てのホールでパーをとり最終スコア72を目標にするのは現実的ではありません。一方で簡単に達成できる目標は現状と同じところで停滞するため、成長の邪魔になります。

紹介するプロンプトは、飛距離を調整することで目標スコアが変化していきます。「頑張ればギリギリ達成できるレベル」になるように自分で調整していく。すなわちツールを育てていくことが大事です。

判断に使う項目は少ない方が原因を特定しやすい

「以前は安定して80台が出せていたが、最近は90後半、調子が悪いと100以上叩いてしまう。このスランプから脱出するためにスイング改造して、ドライバーとパターも新しいものを買った」

このように一度にたくさんの要素を変えてしまうと、思ったようなスコアが出せなかった場合に原因の特定が難しくなります。先ほどの例だと、スイング改造が原因かもしれないし、ドライバーが合ってないのかもしれない。パターが以前より転がるもので距離感が狂っているのかもしれない。

「かもしれない」が多くなりすぎて、どこに真の原因があるのかを探しづらくなります。いわゆる「変数が多い状態」です。

このような事態を避けるために、目標スコア算出にあたり、調整できる値を「ドライバー飛距離「フェアウェイで使うクラブの飛距離」の2つだけにしました。パット数は各ホールで2打で固定します。
こうすることで、ドライバー飛距離を伸ばせばスコアがこれだけ良くなる、フェアウェイショットでもう少し長い距離を打てるようになればスコアがこれだけ良くなる、というのが明確にわかってきます。パット数も36回より多いか少ないかだけで良し悪しを判断できます。

これらが振り返り(C:check)の精度向上につながっていきます。


3. ChatGPTを活用した目標設定・自己分析

ここからはChatGPTを活用した目標設定プロンプトについて説明していきます。

3.1 ChatGPTとは?

ChatGPTは、人工知能(AI)を使ったチャットサービスです。
人が話しかけると、それに応じて自然な会話をすることができます。質問に答えたり、文章を作ったり、アドバイスをしたり、いろいろな用途に使えます。たとえば、、、、

  • 疑問があるときに教えてもらう

  • アイデアを出してもらう

  • 課題や仕事の手助けをしてもらう

といった形で活用できます。

今回はゴルフの目標スコア計算のために使います。

ChatGPTには「プロンプト」という、ChatGPTに指示や質問を送るための指示書があります。後述するプロンプトをChatGPTにコピー&ペーストすることで、あなた専用の目標スコアを計算してくれます。


3.2 ChatGPTへのアクセス方法

ChatGPTにアクセスするには、公式サイト OpenAI ChatGPT に移動してください。公式ページから直接利用が可能です。PCでの利用のほかスマホアプリもありますので、好きな方を使ってください。

ChatGPTを利用するにはアカウント登録が必要です。以下の手順を参考にしてください。

  1. 公式ページまたはアプリを開く。

  2. 「サインアップ」をクリック。

  3. メールアドレスを入力し、パスワードを設定(GoogleやAppleアカウントでも登録可能)。

  4. 確認メールが届くので、リンクをクリックして認証を完了。

  5. ログインして利用開始

3.3 プロンプト紹介

こちらがオリジナルのスコアシミュレーター(GPTs)です。


3.4 使い方

使い方はこちらの動画をご覧ください。

  1. 画面上に表示されている「スタート」をクリックします。もし表示されてない場合、チャット欄に「スタート」と入力してください。

  2. 指示に従いコース情報を入力します。

    1. ラウンドするコース名、前半コース、後半コース、使用するティーを入力してください。楽天GORAを参照するため、楽天GORAの表記に合わせていただくとスムーズです。

  3. ご自身の飛距離を入力します。

    1. ドライバー飛距離:ドライバーの平均飛距離を入力してください

    2. フェアウェイクラブ飛距離:セカンドショット以降で使うクラブのうち、70%の確率で狙える最大飛距離を入力してください。

【注意点】
ChatGPTは推論で結果を生成するため、数値計算が苦手です。たまに不完全な結果が生成される場合がありますが、おかしいなと思った時は再実行してみください。


3.5 出力結果の活用方法

慣れるまでは2種類の目標スコアを作成してみてください。

  • ①自分が認識している飛距離でシミュレーションしたもの

  • ②自分が認識している飛距離より20Y短い飛距離でシミュレーションしたもの

①はあなたが絶好調の時に出せるスコアのシミュレーションです。
②はより確実にスコアアップするためのシミュレーションです。

100切り、90切りを目指す方は②をベースにラウンドを組み立ててください。よりハイレベルを目指す方は①をベースに組み立ててみてください。

実力の変化に応じて、使い分けることが大事です。

4. 自己分析を実施する方法

このラウンドシミュレーションを使った分析については、また改めて記事を書きたいと思います。

5. 最後に


ラウンド計画を立てることでスコアはきっと変わります。
ぜひ試してみてください。

過去の記事も読んでいただけると嬉しいです。

スコアアップのための無料相談、コンサルやってます。
ご興味ある方はXのDMかnoteのコメント欄でご連絡ください。

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