"そのホールを何打で上がるべきか"がわかるとゴルフが変わる(前編)
こんにちは。MG(えむじー)です。
今回は『各ホールの目標スコアの決め方』について書きます。
仕事するときは最初に計画をたてて、さまざまなトラブルを乗り越えながら、なるべく当初計画から逸脱しないようにコントロールしようとします。しかし、なぜかゴルフになると計画をたてることなくティーグラウンドに立って打ち出してしまう。
仕事ならこれがいかに無謀かわかるのに…。
この記事はそんな反省から生まれたものです。
スコアの基礎知識
ホールの規定打数をパーといいます。
18ホール全てでパーを取ると最終スコアは72になります。18ホール全てでボギー(+1)を取ると最終スコアは90になります。ダブルボギー(+2)だと最終スコアは108になり、以降18打ずつ変化していきます。
「90前後で回れたら楽しいよね」がコンセプトのAround 90 Clubでは、18ホール全てでボギーをとる戦略が軸になります。
さらに80台を目指す場合は、1ホールか2ホールでパーをとる必要があります。
まぁ、ここまではゴルフ好きな人ならご存知かと思います。
ここからが本題です。
各ホールのパー設定って雑・・・
以前の記事で書いたとおり、ゴルフは『距離や地形が異なるコースと呼ばれる場所でやる』スポーツです。
距離や地形が違うのに、結構雑な感じにパー3、パー4、パー5と設定されています。
18ホールの中に250ヤードのパー4もあれば420ヤードのパー4もあります。
地形にしてもフラットでティーショットからピンが見えるパー5もあれば、途中がジェットコースターのようなアップダウンになっているパー5もあります。
ホールによって難易度が全然違うのです。
上手い人はこれらを超越したパワープレイでコースの規定打数通りにラウンドできますが、普通の人は難易度の違いの影響をダイレクトに受けます。
コースが雑に決めたパーを無視して、自分の力量に応じて難易度を調整していくことが目標スコアを決めるコツです。
目標スコアの作り方
次は難易度調整のやりかた、つまり目標スコアの設定方法について具体的に説明します。
数値あそびです笑
まずは「ドライバー」と「セカンドショットで使えるクラブのうち成功率が70%くらいのクラブ」の飛距離を書きます。
この数値をもとに各ホールで何回であがれるかの期待値を計算します。
(パッティングは2回で計算します。別記事で書きますがパッティングは慣れれば結構な確率で2回であがれるようになります)
山田さんの実力では、このホールは5打かかってしまいます。なのでこのホールはパーを狙っていいホールではなく、確実にボギーでおさめる戦略を立てるホールだということが分かります。
男性の場合、160ヤードのパー3であれば1オンさせてパーを取りたい衝動に駆られますが、ここも守りの戦略で進めるべきホールです。
きました!パーが取れる可能性があるホールです!
確実に1打目、2打目をこなし、3打目で丁寧に素振りして成功イメージを頭に植え付け、集中力MAXで3打目を打ちます。
(別記事で書きますが、このように集中力を高めるタイミングを配分することも大事です)
ゴルフの予定が決まったら、前日に楽天GORAなどでプレーするコースの情報を調べてみてください。各ホールのパーの数値と距離が載ってます。各ホールの情報をもとに上記シミュレーションを行うと攻めていいホールと守りに入るホールが分かりますし、自分が何打で上がれるかがわかります。
攻めるホールでは集中力を高めて最高のプレーを目指す。守るホールではピンまでの途中経過を柔軟に設計してボギーを死守する。
このメリハリができれば、パーで上がれないホールで無理して大叩きすることが減ります。
あと最初からボギーで上がる想定で進めるとゴルフが簡単に感じるはずです。
360ヤードのパー4でパー狙うと180ヤードを2回繰り返す必要がありますが、ボギー狙いでパー5だと思って臨むと120ヤードを3回繰り返せばよくなります。
180ヤードを正確に打つのは無理でも120ヤードなら打てるという方は、グッとスコアが縮まるはずです。
ぜひ試してみてください。
追記
後編書きました!