スライスもフックも武器になる！苦手を活かすティーショット術

こんにちは。MG（えむじー）です。

ゴルフはスコアだけでなく、プレー中の「発見」や「気づき」が大きな魅力です。ドライバーが苦手な私は、ティーショットでの悩みが尽きることがありませんでした。特にスライスが止まらず、「どうして真っ直ぐなボールが打てないのか」と悩み続けていました。

「スライスを克服してストレートボールもしくはドローボールが打ちたい」と考える日々が続きましたが、ふとしたきっかけで気づいたことがあります。それは、「球筋を直す必要はない」ということです。むしろ、得意な球筋と苦手な球筋を理解し、それを状況に応じて使い分ける方が効率的で効果的だという発想でした。

この記事では、スライスやフックといった球筋を「克服する」のではなく、「活かす」方法についてお伝えします。私自身の経験を交えながら、コースでの考え方や実践方法をお話しします。

キーワードはいつもの通り『再現性』です。

スライスやフックでみんな悩む

多くのゴルファーが抱えるティーショットの悩み、それが「スライス」や「フック」です。曲げたくないティーショットにかぎってスライスまたはフックが出てしまい、ストレスを感じる方は少なくないでしょう。

私もその一人でした。スライスが頻繁に出てしまい、OBや林に吸い込まれてスコアを大きく崩すことがよくありました。

スライスを直すためにスイングを見直したり、練習方法を変えたりしてみましたが、思うように結果が出ることはありませんでした。そんな中、「スライスもフックも悪いものではない」と気づき、そこからティーショットが劇的に安定していきました。

苦手を活かす！ティーショットの意識転換

きっかけはある日の練習でした。意図的にボールを曲げられるようになればドッグレッグホールで楽になるだろうと考えて、ドライバーでスライスとフックを打つ練習をしてました。

私の場合、スライスを打つのは簡単でした。一方、同じくらい曲がるフックを打つことは困難でした。思いっきり曲げてやる意識で打ってやっと軽くドローがかかる程度でした。

その瞬間、「これは使える！」と思いました。
「スライスは高確率で打てる。フックを打とうと思えば軽いドローになる。何度やってもそうなるってことは再現性がある！」

この発見を機に、コースでのティーショットに対する考え方が変わりました。右に曲がるドッグレッグホールでは、得意なスライスを活かして打つ。一方で、なるべく真っ直ぐ打っていきたい場面では苦手なフックを意識してスイングする。
練習場でシミュレーションはコースでも同じ結果となり、自分にとって再現性のある攻略法であることが証明されました。

こうして、苦手だと思っていた球筋は、むしろコース攻略の大きな武器になったのです。

得意と苦手を武器にする方法

このように、自分の得意な球筋と苦手な球筋を理解し、それをコースで活かすことはスコアアップにつながります。ただし、そのためにはまず「自分の得意・苦手を知る」ことが重要です。

練習場では、スライスとフックを意識して打ち分けてみましょう。その中で、どちらが簡単に出るのか、どちらが難しいのかを確認します。

簡単に打てる方は、どう打てばどれくらい曲がるかを試していきます。もともと打ちやすいスイングをしているはずなので、比較的楽に曲がり幅を調整できると思います。

苦手な方は、どんなに曲げようと思っても「思ったより曲がらない」ことを確認してください。何度かやると再現性の高さが確認できるはずです。

コースでは、ホールの形状や状況に応じて使い分けることを意識します。例えば、右に曲がるドッグレッグでは得意なスライスを活かし、それ以外の場面ではフックを意識する。無理に「直す」必要はありません。自分の特性を理解し、それを活かす戦略を取るのです。

自分を知ればゴルフが変わる

ゴルフは「いかに自分を知るか」のスポーツです。スライスやフックといった苦手な球筋も、理解し、活用できれば大きな武器になります。私自身、スライスを克服しようと躍起になっていた頃よりも、「スライスもフックも活かそう」と考えるようになってから、ゴルフの楽しさが倍増しました。

苦手な球筋を克服しようとするのは大変ですし、時間もかかります。それよりも、自分の得意・苦手を理解し、コースでどう活かせるかを考える方が、スコアアップには近道です。ぜひ次のラウンドから、自分の球筋を見直し、活用するゴルフを試してみてください。