日本育ち留学経験なしの48歳がTOEIC940点を取るまで 最終回
こんにちは。
いくつからでも遅くない、日本育ち留学なし、48歳でTOEIC940点を取ったTOEICコーチのMakiです。
※今年の春、50歳でTOEICを受けた時は920点でした。
40代、50代からでも、英語を使う仕事を諦めたくない方に向けて、TOEICコーチングを提供しています。
今日は、日本育ち留学経験なしの48歳がTOEIC940点を取るまでの道のり最終回です。
その1、その2はこちらから ↓ ↓ ↓
スコアを上げたくても勉強法が分からず空回りしていた
2018年5月から2019年5月から、TOEICを5回受け、
目標とする700点越えに届かず、
「くっそーー!このまま終わってたまるもんか!」
と強く思いつつも、じゃあ、どうやったらスコアを上げることができるのか?皆目見当がつかなかった私。
過去の成功体験をもたらした勉強法にしがみついてみたが上手くいかず・・・
2010年に735点を取ったという過去の成功体験にしがみつき、
当時やっていた
TOEICの問題集を手当たり次第に解いていく。
リスニング音源を聞きまくる。
この二つの勉強をやることしか思いつきませんでした。
30代後半と比べると40代後半は体力・集中力・記憶力が劇落ちしていた
かつ、2010年当時は37歳、失業中。
時間が有り余るほどあり、受験当時の47歳より約10歳ほど若く、体力も集中力もけた違いにあったのでした。
※あくまで当社比ですが、、、(笑)
30代後半の私がやっていた勉強法が、40代後半の私には、到底できませんでした。
集中力が続かない、英単語を覚えたつもりが覚えてない、パート7の長文を読んでいると脳みそが煮えくり返るほど熱くなり、英文が頭に入ってこなくなる。
そんな自分に対して、途方に暮れていました。
TOEICコーチングとの出会い
体験セッションで「一生このままでいいのですか?」と問いかけられ、コーチングを受けてみることを決断した
そんな中、ふと眺めていたFacebookのタイムラインで、あるTOEICコーチの方の投稿が飛び込んできました。
その投稿は、ご自分のクライアントさんが、2か月弱で200点以上スコアアップしたという内容でした。
それを読んで、そのクライアントさんができたのなら、私にもできるかも???と思い、そのTOEICコーチの体験セッションに申し込みました。
その体験セッションで、一番印象に残っているのは、
「一生、このままでいいのですか?」という強い口調の問いかけです。
そう聞かれた時、一瞬ひるみましたが、私の答えはNoでした。
これが、当時の私の本音でした。
英語は学生時代から大好きでしたが、TOEIC高スコアゲットのための勉強に、正直ウンザリしていました。
※私の英語好きについては、下記の記事からどうぞ。
TOEICコーチングとアラフィフハンデを補うため独自の工夫と努力が48歳940点を導いた
ここまで読んできて、
「ああ、やっぱりコーチングかあ。」
「コーチングって、お金掛かるよね。」
「お金を掛けたら、誰でもTOEIC900点越えできるのでは?」
と思った方も多いかもしれません。
確かに、独学でTOEICの目標スコアをゲットするのと、お金を払ってコーチングを受けて、目標スコアをゲットするのとでは、全く話が違います。
だけど、コーチングを受けても、帰国子女でもない留学経験もない40代後半で900越えできた事例は、割と少ないのでは?
私が48歳で940点をゲットした背景には、TOEICコーチのサポートに加え、私がアラフィフ(47~48歳)というハンデを補うためにした工夫と努力があるかなと自負しております。
TOEICコーチから受け取ったサポート
まずTOEICコーチの方から受け取ったサポートについて書きだしてみます。
◇効果的なゴール設定の方法・SMARTゴール設定の仕方を教わった。
Specific(具体的)
Measurable(測定可能)
Achievable(達成可能)
Relevant(関連性)
Time-bound(期限付き)
SMARTとは、上記5つの言葉の頭文字を取ったもの。
上記5つの観点すべてを満たすかどうか?吟味検討して、目標を定めていくのがSMARTゴールです。
このメソッドを使うことで、より効率良く自分の持てるリソース(主に時間とエネルギー)を使えるようになりました。
※目標の話は深いので、また別の記事で書きますね!
◇毎日の学習状況を見守ってもらった。
その日の気分や体調で、勉強時間や内容にムラがあった私ですが、
毎日コーチの方に、勉強した内容を報告することで、ムラなく勉強を続けることができるようになりました。
◇今の自分の習熟度を、客観的かつ緻密に把握するサポートをしてもらった。
↑のように言われても、実際問題、自分のことって、自分ではなかなか分からないもの。
かつ、自分が苦手なところ、できていないところに向き合うのは、誰にとっても苦痛が伴うものです。
私もパート7が最高に苦手で、パート7と聞いただけで吐き気がするほど。。。
目標スコアを達成するためには、パート7のスコアを伸ばすことが必須と分かっていても、心理的な抵抗が強すぎて(一言で言えばイヤすぎて・・・)向き合うことができませんでした。
だけど、コーチの方が居てくれたおかげで、苦手なパート7に向き合うことができ、最後にはパート7が大好きになりました。
一人ではできないことも、助けがあればできたりするんだよねえ。
アラフィフのハンデを補うための独自の工夫と努力
◇体力をつけ、肩こり・首こり・腰痛を防止するために、ステッパーとスタンディングデスク導入
TOEIC勉強をしなくても、一日仕事に行くだけで、疲労感・倦怠感を覚え、肩こりだの、首こりだの感じていた48歳の私。
スタンディングデスクを導入し、ステッパーを踏みながら勉強すれば、体力もつくし、肩こり等の予防にもなると思い、早速実行しました。
また体力向上・肩こり等の防止だけではなく、記憶力の向上にもつながります。
実際、『有酸素運動が英単語暗記に及ぼす影響の確認』という論文も発表されています。
https://www.m.cs.osakafu-u.ac.jp/publication_data/1714/HCI186_yuasa.pdf
スタンディングデスクとステッパーを導入したことで、一番良かったのは、肩こり等なく勉強ができたことです。
血行が良い状態で勉強したことで、疲れ目予防にもなった気がします。(当社比ですが・・・)
それと眠気防止にもなりました。
ステッパーを踏むと、眠気が吹き飛び、眠気に負けそうになって、なかなか勉強が進まないことがなくなりました。
※特に、仕事から帰って晩ご飯を食べてから勉強は、睡魔との戦いでした。
◇勤務中のお昼休みは、会社の周りを歩いて英単語を覚えた
スタンディングデスク&ステッパーに加え、仕事中のお昼休みは、会社の周りを歩きながら、スマホで英単語を聞き、ぶつぶつ小さな声でリピートアフターして英単語を覚えました。
◇勉強の合間に、ちょこちょこストレッチや深呼吸をする
とにかく肩と首がコリやすい私だったので、TOIEC勉強の合間に、ちょこちょこ肩や首のストレッチすることを心がけました。
当時よく見ていたのが、竹脇まりなさんの動画。
TOEIC勉強に疲れた私は、まりなさんの明るく可愛らしい笑顔に癒されていましたね。まりなさんの動画は、音楽もいいんだよね。
◇寝る時は惜しみなく寝る!質の良い睡眠をしっかり取る
一分一秒でもTOEIC勉強したい!スコアアップにつなげたい!という思いの一方で、
睡眠時間を惜しまない。
質の良い睡眠を取る。
この2点を心がけ、実行しました。
睡眠の大切さは、TOEIC勉強を始める前から実感していましたが、TOEIC勉強を始めてから、さらに実感、いや痛感するようになりました。
仕事とTOEICで疲れ果て、布団に入ったら、すぐ眠れるか?と思いきや、神経が張り詰めて、眼が冴えて、なかなか寝付けない日もありました。
その翌日は、目覚めも悪く、頭がぼーっとして、TOEIC勉強どころではありませんでした。
睡眠不足のアラフィフは、マジ使いモンにならへんアラフィフでした。
カウンセラー&コーチとして学んできたマインドフルネスの知識と実践と、アロマセラピーやサプリメントを駆使し、質の良い睡眠を取ることができるようになりました。
◇どんな時も、常にTOEICのことを考え、目に見えるものを英語で描写するなど、すべてをTOEICと結びつけて考える
記憶力の衰えを補うために、どんな時も、例えば歩いてる時も、英語の勉強時間と見なし、目に見えるものを英語で描写しました。
例えば、TOEICパート1では、街の風景写真がよく使われます。
歩行者を表現する時、TOEICではWalkerではなく、Pedestrianという単語が使われることがほとんどです。
このPedestrianという単語、私はTOEICを学び始めてから知った単語で、なかなか覚えることができませんでしたが、実際歩いている人を見ながら、Pedestrian、Pedestrianとぶつぶつ言うことで覚えることができました!
また当時、事務職をしていましたので、まさに仕事の現場がTOEICの世界そのものでした。
人事異動や転勤、出張、経費精算、昇進・昇給、求人をかける話や、退職・転職の話など、一度でもTOEICを受験した方は分かるかと思いますが、TOEICに出てくる英文は、まさにビジネスシーンそのものを切り取ったものがほとんどなのです。
※TOEICの世界は、現実と違って、善人ばかり、超ホワイトな世界で平和そのものですが、、、
◇TOEICの超ホワイトでユートピアな世界で癒され、ストレス解消。
ともすれば、修業のようにつらくなりがちなTOEIC勉強ですが、私はTOEICの超ホワイトでユートピアな世界と、時に厳しくつらい実社会との違いを楽しむことで乗り切りました。
大学を卒業してから働き続けてきたアラフィフですから、実社会が、いかに差別や抑圧(時に不正も・・・)に満ちているか?肌身で知っています。
だからこそ、TOEICのユートピア世界が深い癒しとなりました。
TOEICを受けたことがない方は、TOEICのユートピア世界ってなんやねん??? と思う方が、ほとんどでしょう。
TOEIC満点を100回以上取得しているTex加藤先生は、ご自身の著書「TOEIC L&R 出る問特急 金の文法」に、このように書いています。
↑を読んだだけで、どれだけTOEICの世界がユートピアか? なんとなく想像がつくのでは?
下記を読むと、Tex加藤先生も、私と同じようにTOEICのユートピア世界に癒されているようでした。
TOEICのスコアアップに、必死こいて挑戦しつつ、TOEICの世界に癒されるとは、なんとも矛盾した話ですが、、、(笑)
◇習慣化を応援するアプリを使ってTOEIC挑戦仲間を作り切磋琢磨
みんチャレというアプリを知っていますか?
5人1組のグループで、同じ目標に向かって頑張ることをサポートしてくれるアプリです。
みんチャレのユーザーは100万人以上、今まで作られたグループは15万5124チームだそう。
私は、このみんチャレを使って、TOEICチャレンジのグループに入り、日々の勉強内容や悩み・ぼやきなどを分かち合いました。
みんチャレでは見ず知らずの人と一つのグループを作ります。
会ったこともない、名前も知らない方々と、TOEIC目標スコアゲットというゴールに向かって、一緒に頑張る。時に応援し、時に嫉妬し、ライバル心をメラメラ燃やし、時にいたわり合う。
それが、すごく励みなって助けになりました。
私は2020年の5月に行われるTOEICテストで、800越えすることを目標にしていたのですが、コロナ渦でテスト自体が中止になってしまったんです。
2020年4月に、第一回目の緊急事態宣言が出て、外出さえもままならない中でのTOEIC勉強、そしてTOEICテスト自体の中止、いつ再開されるのか?分からない状態でのTOEICチャレンジ。
実に孤独との戦いでした。
そんな中で、みんチャレを通して知り合った仲間との交流、切磋琢磨に、どれだけ救われたことか!みんチャレには、本当に感謝しています。
◇日々のマインドフルネス実践がテスト本番に生きた
経歴のところにも、少し書いたのですが、12年ほど自営でカウンセラーとコーチをしています。
いくつかの民間団体でカウンセリングやコーチングを学び、それらのスキルを使って、セッションを提供しています。
この学びの中に、マインドフルネスというのがあり、このマインドフルネスの実践が、TOEICテストを落ち着いて受験し、持てる力を発揮することの助けになりました。
マインドフル(mindful)を辞書で調べてみると、下記のように説明されています。
分かったような分からんような説明ですが(笑)、
今ここにいる自分の状態に意識を向けることによって、心も身体も落ち着くよ。その状態をマインドフルと言っているよ。
まあ、これが私なりのマインドフルへの理解です。
私は、まず自分がこのマインドフルな状態になれるよう、自分を訓練してきましたし、セッションを受けてくださるクライアントさんが、このマインドフルの状態になれるようサポートしていく訓練も受けてきました。
長い話を短くしますと(英語で言うとLong story shortですな)、このマインドフルになるための訓練が、TOEICに役立ちました。
ここで知らない方のために解説します。
TOEIC L&Rは2時間で、200の問題に答える必要があるテストです。
この2時間、ずっと集中して、英語の音を聞いたり、英語の設問を読んで答えることが必要です。
TOEICテストの日程が違づくと、受験票が送られてきて、そこには受験番号と受験会場が書かれています。
テスト当日は、指定された受験会場(大学や中学校、時にホテルなど)まで出向き、受験者に囲まれて、緊張した雰囲気の中、テストを受けます。
いやはや、マジでしんどい、疲れるテストです。
※おまけに受験料は1回7,810円(税込)と高め。
このテストに、帰国子女でもない、留学経験もない、疲れ目、老眼、更年期真っただ中のアラフィフが挑んだわけです。
それが、どんなに過酷なことだったか?想像がつくでしょう。
この過酷な戦いを助けてくれたのが、年の功、もといマインドフルネスの実践経験でした。
カウンセリングの先生から習ったマインドフル状態になるためのスキルを、テスト当日もフル活用し、緊張した雰囲気の中、落ち着いて受験することができました。
TOEIC勉強に疲れた時、自分を奮い立たせたパワーフレーズは?
TOEICチャレンジ中は、常に心に不安があった
正直、TOEIC800点超え(できたら900点越え)を目指して、猛勉強していた頃は、
「ここまで勉強しても、望む結果が得られなかったら、どうしよう・・・」
こんな不安をいつも心に抱えていました。
コロナ渦で、TOEIC受験ができない時期が続いたことも、この不安に拍車をかけました。
2020年から2021年当時、私の一番最新のスコアは、2019年5月の675点。
それ以降は受験したくても、コロナのおかげで受験できなかったTOEIC。
問題集や模試をどんなに解いても、それはそれ、本番で出される内容ではありません。
本番で出された初見の内容に挑み、2時間で8割以上の正答率を出すこと(単純計算して、これが800点超えの条件です)ができるだろうか?
この不安は、TOEIC受験者の誰もが抱える類の不安ではないでしょうか?
そして、この不安を打ち消すために、さらにTOEIC勉強に打ち込む、のめり込む。
TOEICに挑戦している最中は、このサイクルの中にいた気がします。
そして、このサイクルが続くにつれ、この不安とTOEIC勉強に終わりはくるんだろうか・・・と泣きたくなる時がありました。
そんな時、自分で、自分を奮い立たせるためのパワーフレーズを紹介します。
合言葉は金金金!
それはズバリ!
金金金!金が欲しいか! です。
※お下品ですみません!
自分の脳内では、プロゴルファー猿になり切って言ってました(笑)
このフレーズが、一人暮らし、彼氏なし、貯金なし、派遣社員のアラフィフには、めっちゃ効きました。
2021年2月のTOEICで940点をゲットしてから起こった人生大好転
2020年5月に、TOEICテストがコロナ渦で中止になって以降、やっと状況が少し落ち着き、TOEICが受験できるようになったのが2021年2月でした。
TOEICを受けたくても受けることができない鬱憤を、TOEIC勉強にぶつけ、たまりにたまったエネルギーをさく裂させた2021年5月のTOEIC。
その結果は、940点でした!
今でも、あの瞬間は覚えています。
嬉しいというよりも、ホッとした気持ちが強かったです。
そして、このスコアは、私を今までと違う世界へ連れて行ってくれました。
この話は、また今度。
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アラフィフ・アラフォー英語・今日から始めても遅くない