ひとり旅のすゝめ|旅を楽しむ3つのマイルール
先日、ふらりとひとり旅に行ってきた。
旅先は、出雲大社のある島根県。直感的にここの空気を吸ってみたいと思い立ち、その日に航空券を買った。
今回は、旅を振り返ってのマイルールを紹介する。
マイルール1:予定はやわらかく
今回の旅行の目的の一つは、出雲そばを食べることだった。しかし、目星をつけていたお店がまさかの定休日。自分の詰めの甘さに悲しくなるものの、ここでへこたれてはいけない。「そばが食べられればいっか」の気持で、すぐさま近くの別のお店を探して飛び込んだところ、大成功だった。「まあいっか」がもたらした幸運である。
マイルール2:見る・歩く・聞く
旅に出たら、その場所の公共交通機関に乗ってみる。窓から景色をぼんやりと眺めつづける。すると、生きているペースが少しだけゆっくりになる気がする。その土地に息づいている、目には見えない空気が、窓ガラスを通じて微かに伝わってくる。
そして、歩ける場所には徒歩で行く。結構な距離があったとしても、案外歩けてしまうものだ。日々の悩みを自問したり、街並みに目を向けたりしていると、思わぬ発見に出会うことがある。見知らぬ土地の空気に触れながらする散歩は、ひとり旅の醍醐味に違いない。
マイルール3:1冊の本を相棒に
旅行の時は、1冊の本を旅の思い出として残す。荷物の邪魔にならない程度の薄さで、観光の妨げにならない内容の本が理想だ。おすすめは、短編集・エッセイ・紀行文。今回は、有吉佐和子の『女二人のニューギニア』を相棒にした。ユーモアあふれる異国の地の文章を読みながら、「自分だったらどう書くだろう」と旅を結びつけながら考える。ぐるぐると脳みそが活性化され、心地よい疲労が思い出になった。
以上が、私的ひとり旅のルールである。
こう書き出してみると、早速旅に出たくなってきた。
次は、どこへ行こうかな。
お読みいただきありがとうございました。