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にどめまして【2年間のbefore→after】

私がnoteに登録して「はじめまして」の記事を書いたのが2022年9月。
今日はあの日から約2年が経った今の私について書いてみようと思います。

私が今届けたいことは何なのか。
私は今どういう生活を送っているのか。
夫との関係性はどうなったのか。

私のnoteがあなたの心を少しでも軽くすることを、心より祈っています。


私が届けたかったこと

「カサンドラ症候群から抜け出す最短ルート」を届けたい。
そして、「抜け出そう」と思えるきっかけになりたい。

ASDについて調べて調べて調べ尽くして、
相談して受診して夫の分析博士みたいになっていた私は、
かなり遠回りをしたと思います。

夫の言動におびえていた日々。
夫の足音も、帰ってくる気配も、呼吸音すら怖かった。
なぜか突然原因不明に体調を崩す日々。

夫との情緒的な交流がうまくいかないことが発端ではありますが、
それ以外のたくさんの問題が覆い重なっていた私たち夫婦でした。

全部「カサンドラ症候群」というもののせいなんだ、と思っていました。
私がまずこのつらい状況から抜け出して、その方法を仲間のみんなに伝えたいと思っていました。


現在の我が家の状況

別居開始から1年間は夫に全く会わず声も聴いていない状態でした。
当時の私は「いちばんつらかった時期は抜けている」と記していますが、
今思い返すと、それでも本当につらい日々だったなと思います。

今、私は夫と気軽に話ができます。
悩んだとき、つらいとき、悲しいとき、真っ先に夫に電話をします。
子どもの成長を夫と一緒に喜びます。
仕事を調整して夫婦で子ども達の学校行事に参加します。
別居は継続中ですが、夫はいつでも我が家に来られる環境です。

ぶつかる日もあります。
言い合いをする日もあります。
でも、そんなときの対処法をお互いが知っています。


遠回りをした理由は4つ

結婚直後に感じた違和感がどんどん膨れ上がってから
今の穏やかな心に戻るまで、私はとても遠回りをしました

その理由は大きく分けて4つあります。


1.気づいた時には既に私はボロボロだったから

「夫の特性理解に努めるぞ」と元気に意欲的にに学んでいるつもりでも
心の奥底は瀕死状態でした。
自覚できないほどにボロボロでした。

回復にはかなりの時間を要する状態になってしまっていました。


2.仲間との愚痴大会に癒されすぎたから

同じ境遇の仲間を見つけて夜な夜な愚痴大会に参加していました。

「あいつ最低だよね。私達かわいそう。よく頑張ってるよね」
というポジションにいること
で、私は自分を保っていました。

仲間からの「わかるよ、よく頑張ってるよ!」という励ましの言葉は
「共感」に飢えた私の心を癒してくれました。

ストレス発散にはなりましたが、愚痴を言ってみんなで貶していては
夫との関係性が良くなるわけがありませんでした。

この場所はその頃の私にとって確実に必要な場所でした。
ただ、“居続けることで夫婦仲が良くなる場所”ではありませんでした。


3.正解への道がわからなかったから

それでも、どうしたらいいのかはわかりませんでした。

愚痴大会の仲間が正解への道を知っているわけでもなく、
いくら特性について学んでも本人は何も変わらない。

正解への道なんてどこにも書いていない。

カウンセラーの先生に聞いても、全く解決しませんでした。


4.ヒントを拾える状態ではなかったから

実は、自分なりの正解を探るヒントはたくさんあったのだと思う。
アドバイスをくれる人がいたり、カサンドラを抜けた先輩のブログだったり。

ただ、「自分自身に向き合おう」のようなメッセージを、私は受け取れなかった。

愚痴大会のネタになるような「夫のおかしいこと」に着目しすぎていて、
「私自身の思考のクセ」には視野を向けられなかった。

そんな余裕は、私には全くありませんでした。


やはり私が届けたいことは

我が家もまだまだ完成形ではありません。
その時その時で良い形を探り、その時その時を乗り越えているような状態です。

「カサンドラ症候群」という言葉にたどり着いた人の心のつらさが痛いほどわかるので、それをなんとか軽くしたいという思いは変わらない。
でも、全員に示せる正解へのルートなんてない。

じゃあ、私にできるのは、
・その時その時の我が家の状況を発信する
・仲間同士で話せる場を作る

かなと思っています。

正解への道がどこにも書いていないのは、
「これが正解」という道なんてないから、です。
誰にでも通用する回復へのルートなんて、存在しない。

だから、私の経験があなたの回復のルートのヒントになったらいいなという思いで私は発信を続けようと思います。

そして、「みんなが発散できる場、孤立せず集える場」を健全な形で運営できたらいいなと思います。
単なる愚痴大会のネガティブな場所にはしたくない。
(オープンチャット、良かったら遊びにきてくださいね↓)


まとめ

私はこれからも、家庭優先、仕事優先で、でも無責任にはならないように、
発信を続けたいと思います。

カサンドラさん個人個人の相談に乗ることを考えていた時期もありましたが、
今のところはXのDMで「専門家でも何でもない私ですがそれでも良ければ」と、ボランティアの範囲で相談に乗るにとどめています。

発信はXを中心に、長く語りたいときはnoteで綴ります。

私は夫のことを心底憎んでいたし、大嫌いで何万回も離婚話をしたし、
こんな奴との未来なんて考えたくもないし考えたら脳みそが腐ると思っていました。

そんな私が今、夫と協力をし合いながら家庭を築いている。
いろんな人と話し、Xの投稿を読んで考察をして、カウンセリングを受けて
試行錯誤を繰り返しては夫とぶつかり合いながら暮らす私の発信が、
今苦しんでいるどなたかのヒントになったらうれしいです。

2024/8/30 aromi*

サポートしようかななんて思ってくれたことに感謝します✎𓈒𓂂𓏸 もしもサポートしていただけたら、 辛い思いをしているカサンドラさんの心休まる場所を作りたいな𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣