【トンカ ビーンズ】”桜餅の香り”アロマ暮らし薬剤師の精油note
こんにちは!
桜餅の香り トンカビーンズ精油を愛する、
アロマ暮らし薬剤師 ”あき” と申します。
2024年2月4日は ”立春” 。
二十四節気において、2024年の春の始まりとされる日です。
日本人にとって春の訪れを感じるもののひとつ ”桜餅” 。
その桜餅と似た香りに”トンカビーンズ精油” がありまして、良き香りなんです。
このトンカビーンズは、様々な香水のベースノートとしても使われていますが、香りに詳しい方なら毒性についてもご存知かもしれません。
その毒性の要因となる成分が「クマリン」。
そこで、「香水よく使うから”クマリン” について知っておきたい!」という方や、「トンカビーンズ精油についてこれを機に知りたい!」という方に向けて、まとめました!
ぜひ参考にしていただけたら幸いです♬
”トンカビーンズ/トンカ”
精油PROFILE
”トンカビーンズ/トンカ精油”
香り成分「クマリン」と
お肌にオススメできない理由とは?
トンカビーンズ(トンカ)精油の主成分は「クマリン」。
甘い樹脂のような香りをもち、桜の花の香り成分です。
素敵な香り成分のひとつですが、高用量で使用すると発がん性を誘発させる可能性が高くなると言われています。
ただし、文献によっては、発がん性を示すのはげっ歯類であって、ヒトには発がん性はないとも言われています。
しかし、念には念を。
芳香浴法が、この香りを最も安心して堪能する方法と考えます。
また、香水においては、トンカビーンズ(トンカ)が揮発速度の遅いベースノートであるため、香りを持続させる保留剤としてブレンドされることが多いです。
その使用については、香水に含まれる量ぐらいでは危険性はないと考えます。
好きな香水にトンカビーンズ(トンカ)が入っていても、今まで通り安心してお使いいただきたいです!
< 使用上の注意 >
”トンカビーンズ/トンカ精油”
アロマ効果は?
トンカビーンズ/トンカ精油は、アロマテラピーにおいて、主に上記の効果を期待して使われています。
しかし、科学的なエビデンスを立証する厳格な研究が行われていません。
そのため、医薬品のように、これらの効果が有用であると判断するのが難しく、日本では「雑貨」扱いになります。
しかし、その甘い香りから、ゆっくり不安が解消され、リラックス目的で使われることが多いです。
ただ、トンカ精油の使用量については、高用量のクマリンの使用で肝臓に負担をかけて発がん性を誘発させる可能性があるといわれています。
そのため、使用方法だけでなく、使用量・使用頻度に注意が必要です。
ただし、香水に使われる量については、高用量ではないので、お使いの香水に入っていても慌てないでいただけたらと思います。
”トンカビーンズ/トンカ精油”
アロマ効果を活かす【お手軽芳香浴法】
トンカ精油は、それだけでも、とても華やかな香りです。
さらに、”ベースノート”といって揮発速度が遅く、ゆっくり長く香ります。
そのため、わたし個人的には、ブレンドせずに、トンカビーンズ精油のみで芳香浴を楽しむのもオススメです♬
ただし、ひとつの香りで飽きちゃう方は…
トンカの甘さをすっきりとシフトさせる「レモン精油」とのブレンドがオススメです。
レモン精油の方が揮発速度は速いため、先にレモンの香気が立ってから、追って桜の香りが包むブレンドです。
マグカップ芳香浴法で1:1で試してみてください!
お手軽芳香浴法は、下記リンクの記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください!
\あわせて参考に!/
”トンカビーンズ/トンカ精油”
アロマ効果【まとめ】
春を香りで感じられる、桜餅の香り「トンカビーンズ精油」。
わたしは、この香りを嗅ぐと、徐々に暖かくなっていく春のぬくもりを感じます。
そして、香水の使用については、発がん性を発揮するほどの量を、どのメーカーも入れていません。
精油をもっていなくても、香水にブレンドされていることが多いので、トンカビーンズを意識して香水を選ぶのもアリかもしれないですね♬
ちなみに、”精油だけでつくった香水” というのもあって、わたしは薬剤師という仕事柄香水はつけませんが、精油やルームフレグランスでお世話になっている「パフューマーハウス」さんの商品もオススメです。
合成香料を使っていないのですが、しっかり心地よく香ります♬
ご興味ある方は下記リンクよりご覧ください!
それでは、読者の皆様のこころも香りで温かくなることを願いまして…
この度も、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
▼ アロマ暮らし薬剤師の【精油note】▼