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クロモジの精油以外の可能性~おいしくいただく編~
ツチヤマ工場日誌です。
アロマセレクトが愛してやまないクロモジ。国産精油業界でも熱い注目を集めている香り豊かな樹木です。和菓子を食べる時の楊枝や、雪の上を歩くカンジキにも利用されています。
もっともっとクロモジの可能性を広げてみたい。スタッフで相談した結果「クロモジ使ったチョコレート作りなんてステキやん?」ということになりました。
クロモジの枝や葉はお茶として飲んでもおいしいのでチョコ作りに使えそう。さあ、今回使うのは「枝」か「葉」か。食いしん坊には選べなーい。結局2種類作ることに。
「クロモジ枝リキュール入りの生チョコ」
「クロモジ葉を散らしたチョコレートバー」
メニュー決まったその日に、枝をホワイトリカーに漬け込んでおきました。
さて待ちに待ったチョコレート作りの日。まずは生チョコから。生クリームを熱してバターと刻んだチョコを溶かします。
主役登場。クロモジ枝エキスたっぷりのホワイトリカー投入。
あとはバットに流して冷やし固めてココアパウダーふって。いやーん、おいしいに決まってる!
続いてチョコレートバー作り。食いしん坊スタッフたちの意見。「ホワイトとミルク、クロモジ葉を活かすのはどっちか知りたい」「ナッツ系は外せない」「うちにクランベリーのドライあるよ?」はい、全部採用しましょう。
チョコをホワイトとミルク、それぞれ溶かしてバットに流し込み飾りつけ。ここでクロモジ葉を使います。飾りつけ担当はアロマセレクトスタッフ中、美的センス高めのノリコはん。「あれ?ノリコはん、モリモリ過ぎでは?」「どこを食べても全部の具材が口に入るのがいいの!」食いしん坊>美的センス…。
さて冷やし固まったチョコレートたちを切り分けましょう。
バーの方はそれぞれのピースに全具材が載るように慎重に。
手作り感満載のチョコレートの完成です!パチパチパチ(拍手)
食べてみました。
「生チョコ」クロモジの香りがほのかにする気がする。おいしい!でももっとリキュール増やしたり、生クリームで枝煮出したりしたらいいのかも。研究の余地多めですね。
「バー」ホワイトチョコは風味強くてクロモジが負け。ミルクチョコは葉が爽やかさをもたらしてくれて美味。葉とクルミとクランベリーの相性も良しと感じます。
チョコレートとクロモジは合う!と今回確信しました。いろいろと調べてみたところ、クロモジアイスやクロモジマカロンも市販されています。お酒の香り付けとしても注目株。
飲食関係だけでなく、サウナのロウリュに芳香蒸留水が使われたり、枝をチップ状にしてお風呂に入れたりも好評の様子です。
クロモジはいろんなものと仲良くなれますね。アロマセレクトはさらなるクロモジの可能性を探っていきたいと思います。クロモジ愛がたくさんの人に広がって行くことを願って。
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執筆者プロフィール
アロマセレクトスタッフ ツチヤマ
工場にて精油抽出担当。
数年前、旅行で訪れた富山県で立山連峰の美しさに圧倒される。「この山々を眺めて暮らしたい」という想いのみで富山県に移住。
現在アロマセレクトの仕事をしつつ、畑仕事に精を出す日々。四季折々の立山連峰が拝めて幸せ。