自分の強みを生かした・自分にしかない治療院起業をするために、他己分析してみよう
こんにちは。
先日のこちらの記事で、これまでの経験・自分の強みを生かした治療院開業をするために押さえておきたい3つのポイントをお伝えしました。
その中の1つに、『これまで患者様によく言われた感想・フィードバックはどのようなことだったかを振り返る』という項目を載せました。
それについて、
「自分の強みを知るために、どのような人にどのようなことを聞けば良いの?」
ということについて具体的にお伝えしたいと思います。
① どのような人に聞けば良いの?
自分のことや強みを聞く相手としてオススメの人をご紹介しますね。
①学生時代の同級生
鍼灸師や柔道整復師など治療家になるために通った学校で、共に過ごした仲間。一緒に勉強をしたり、実技練習をしたり、試験を受けたりしましたよね。
その時の仲間に、もし今でも連絡をとれるのであれば、自分の印象とか、学校での様子、クラスの中での役割、勉強や実技は特にどのようなことが得意そうに見えたかなど、自分のことについて聞いてみましょう。自分では気づかなかったことや、意外な一面を見つけることができるケースがよくあります。
もし連絡が取りづらい場合は、当時の学生生活を振り返って、
「どのようなことをクラスの人からよく言われたかな?」
思い出してみましょう。
・鍼の打ち方が優しい
・揉み方が強くてちょっと痛い
・雰囲気が柔らかくて話しやすい
・面倒見が良い
・一見怖そうに見えるけど、実は社交的
などのように、自分はどのように言われたことがあったかを振り返り、書き出してみてください。
②先生
治療家になるために通った学校の先生から、どのような評価を受けることが多かったか?①の同級生からのフィードバックを振り返りながら、学生時代に先生からいただいた言葉も一緒に思い返してみてください。特に鍼灸や柔整師学校では、定期的に実技試験があったと思います。その時に毎回あった先生からのコメントを思い出してみましょう。学校の先生は毎年数多くの生徒たちを育てていて、その中から特にあなたは他の生徒と比べてどのように違うのか・どのような特色があるのかなどよく見て定期的にフィードバックをくれていたと思います。
これは今後の起業にあたり、自分の特色を生かした治療院作りをするためのとても大切なヒントが隠されている可能性が高いので、こちらも振り返って思い出したことを書き出してみましょう。
③これまで治療にあたってきた患者様たち
学校を卒業して資格を得て、実際に治療家として患者様と接してきた中で、あなたはどのように言われることが多かったですか?ちょっとした会話の中にも隠れていたであろう、あなたのことに関する患者様からのフィードバックを思い出してみましょう。また、これまでに患者様からアンケートをとったことがあれば、そのアンケートを読み返してみましょう。患者様たちは、治療家としてのあなたのことを1番よく見てくれている存在とも言えます。
あなたは治療家として、どのように見られているのか?
これも、この先の治療院作りの特色を出していくためのとても大切なヒントが隠れていますので、ぜひ振り返ってみてください。
② どのようなことを聞けば良いの?
学校の同級生・先生・これまで治療にあたってきた患者様たち。
この方々から、自分のことを聞くために、具体的にどのようなことを質問すればいいのかをご紹介します。
①自分の第1印象や性格
・あなたはどのような雰囲気をしているのか
・人との接し方はどのようであるか
など、あなたの人柄について聞いてみましょう。
これらを知ることは、あなたの雰囲気を生かしたブランディング決めをする際にも役立ちます。
②長所・強み
長所や強みは、生まれつき得意とすることなので、自分で気付いていないことが多いです。
実技面はもちろん、普段の生活の中でも、自分はどのような場面で人に頼られることが多かったのか、どのような時に役立つことが多かったのかなどについて聞いてみましょう。
強みや長所は自分で探そうとするよりも、人に聞くことでわかることの方が多いですので、ここはぜひ押さえて欲しい項目になります。
③自分がイキイキとしている時はどのような時だったか
人がイキイキとしている時って、どのような時だと思いますか?
それは、心から「楽しい!」と感じている時や、自分が居心地良いと感じているときです。
なぜこれが起業と関連するのかと言いますと、そのような状態で仕事をしていくことが、自分の力を最大限に発揮することができるからです。治療院ビジネスをしていく上で大切なことの1つに、「自分の能力を生かす」が挙げられます。
自分にしかないものに最大限のエネルギーを注ぐことのできる状態で仕事をしていくことが、自分の強みを生かしながら、楽しく治療院をしていくこと、そして自分の望む収入を得ることにも繋がっていきます。
人は気持ちや感情によって行動が左右されますから、自分が「楽しい・やりがいや充実を感じる」この状態で仕事が回していけるようになることが理想だと言えます。
他己分析をする時のポイント
最後になりましたが、他己分析をする際にぜひ押さえてほしいポイントがあります。
それが、
「なぜそう感じるのか?ぜひその理由も聞いてください」
ということです。
ただ質問するだけでなく、なぜそのように思うのかについても聞いてみましょう。
それによって、そこからまたさらに話を膨らますことができますし、また別のヒントが見つかることケースもあります。
せっかくの機会なので、話を掘り下げて聞いてみましょう。
学生時代の思い出話にも花が咲くことでしょう。
まとめ
起業するのに他己分析って必要?
と思うかもしれませんが、自分の能力を生かした、自分にしかない治療院作りをするにあたり、自分のことを知ることは欠かせないことだと考えます。
自己分析だけでなく、周りからのあなたの評価を聞くことで、自分では気づかなかった新しい一面を見つけ出し、それをもとにしてこの先の治療院の理念・軸やブランディング・サービス作りなど一通りを組み立てていくと良いでしょう。
このことが自分の強みを生かした・自分にしかない治療院作りに結びついていきます。
恥ずかしいかもしれませんが、オリジナルの治療院起業をするために、ぜひ他己分析をやってみてくださいね。
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