精油と合成香料
こんばんは
アロマのちえ袋 野村ちえみです🌱
突然ですが
精油と合成香料
どちらが良いと思いますか?
今日ARTQの
「精油の化学」という講座の中で
沢山の
合成香料の単一成分を嗅いできました
合成香料は化学で
人工的に作ることができる香り
とても安価であるだけでなく
食品添加物の基準をクリアしているものは
安全性も保たれています
単一成分を組み合わせて
本物の精油に極めて近しい香りを
創ることもできる
じゃあ精油はどうか??
精油は数十〜数百の芳香成分から
成っていて
その芳香成分の
全てが分かっているわけではない
精油の何がどう作用したかは
特定することができないが
分かっていない
「何か」が何かに作用している可能性も
とても大きい
天然物の場合
単一成分のその他の部分が
何らかの作用をして
合成香料とは違う代謝をする可能性はあるが
単一成分だけでみると
カラダの中での代謝も変わらないそうです
ここまで見てきて
精油は天然であるから合成香料よりも良い
と言い切れるでしょうか??
天然だからこそ
分からない部分がある
それをどう捉えるでしょうか?
芳香成分がはっきり分かって
いい香りが作れるのであれば
合成香料でも良いのではないでしょうか??
今日の講座を受けて
私たちアロマセラピストが
そこの部分をどう捉えていくか
どう説明できるのか
とても問われているような
気がしています
化学の世界や
世の中から見たら
アロマの世界は
とても不思議な世界だと、、、
嗅覚の嗅覚受容体の特性から言っても
そもそも人によって
捉えられる芳香成分は違っていて
同じ精油を香ったとしても
全てを捉えているとも限らない
精油の特性から言っても
どの芳香成分がどのように作用しているか
分からない
単一芳香成分であっても
ラットの実験はあっても
人での実験はほぼなされておらず
人体に使用した時にどうなるかの
エビデンスが非常に少ない
なんだか
分からないことだらけ(笑)
それを
これを使ったらこれに効く
みたいな言い方をしていることが
とても多く
非常に非科学的であるということ
それが世間一般の見方なのです
今日の講座の中でも
アロマセラピーを化学から見ると
どこかで頭打ちしてしまう
自分の嗅覚から捉えたことを
化学で証明していく
という順番なのだ
という考え方は
本当に新鮮であり
非常に納得できることでもありました
私自身は
もちろん天然の精油が大好きです
それはその分からない無数の「何か」が
人の心に届く「何か」なのだとも
感じているからです
夕日を見て涙が出る
心が震えるのと同じように
天然の植物からいただいた精油には
心に届く力がある
それは確かに非科学的なことかもしれないけれど
それは今はそうであると
心にしかと留めておくことが必要であり
その上で
じゃあ何ができるのか
私たちが届けられることって
何なのか
嗅覚の研究も
まだまだ始まったばかりの分野
新しい研究データに注目していくことと
勉強し続けること
そして見えない何かと
向き合い続けること
見えない何かを
可視化しようと努力していくこと
それがとても大切なのだと
今感じています
最後までお読みいただき
ありがとうございました♡
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