忘れられない19年前の夏休み
19年前の夏休み。
その1日は今となっても鮮明に覚えている。
近所に遊べるような友達がおらず、ほぼ祖父母宅に預けられていた私。
そんな私に当時の担任の先生が、その先生の実家の島に遊びに来ないかと誘ってくださったのである。
たしか8月の12日とか13日くだいだった。
そのひを楽しみにまった。
待ちに待った先生の地元に行くひ、たしか6時ごろ先生と待ち合わせしてフェリーに乗って島に向かった。
朝、フェリーから見た海の景色。すごくわくわくした。波の音、海風が顔に当たる感じ。塩の匂い。魚のにおい。どれもこれもすごく新鮮だった。
この日は、先生の実家近くの海で遊ぶという予定だった。
先生の実家に着いたらさらに嬉しいことがあった。先生の親戚の子どもさんだったと思うが、私とけっこう歳の近い子がいて、仲良くなったのである。
いっしょに海に行って遊んだのを覚えている。
お昼は先生の実家で、その海でとれた魚を出してもらったと思う。この頃の私、食行動というのにほんとうに興味が持てなくて。全部食べられたのかはあまり覚えていないのだけれど。とれたてのイワシだったか何かが新鮮だった。
お昼からもまた海に入って。嬉しくってすごくはしゃいだ。
海から帰らないといけなくなって、すごく残念だったのを覚えている。もっと遊んでいたかった。
あの時行った島も、海も、今はどうなってるんだろう。
あのこは今はどうしてるんだろう。
ふと思い出す。
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