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結婚して一年、妻との二大戦争

今年の秋で結婚して一年経った。

会社でも「新人さん」と呼ばれるのは一年目だけであるため、「新婚さん」も一年だと思っている。つまり新婚生活が終わった。

私たちは結婚と同時に一緒に暮らし始めた。元々お互いが一人暮らしをしており、既に二人とも独自のやり方があったので、そこを合わせるのが大変だった。結婚した嬉しさと、「なんでこんなことするん、、?」の戸惑いでトントンになりながら乗り越えた。

もちろん喧嘩もした。今振り返るとめちゃくちゃしょうもないが、当時は全勢力を動員して戦っていた。下記に最も大きな二つの戦争について書いたので、呆れずに読んでいただきたい。


一つ目が、結婚してから一番初めに起こったことから「木枯らし1号の戦い」と呼ばれる喧嘩についてである。

嫁さんは家では大音量でYouTubeを流していた。私は家では静かに過ごしたい派なので参っていたが、特に嫌だったのは私の「ただいま」が届かないことだった。

結婚当初は、私もYouTubeに負けないよう「ただいま!!!」と言っていたが、疲れて帰った日を境にアホらしく感じてしまい、どうせ聞こえへんやろと「ただいま」を言わなくなった。

するとなぜ「ただいま」を言わないのかと喧嘩になった。これに関しては私の主張が通り、嫁さんのYouTubeの音がかなり小さくなった。

今では、日常的にも音量を下げてくれ、快適な生活を過ごしている。感謝である。


二つ目は、過去最大の戦争であり、今後起こしてはいけないという意味もある「令和の太平洋戦争」と呼ばれる喧嘩についてである。

私は昨年の冬に喉の風邪をひいた。咳が酷くて寝付けない夜もあったが、病院には行かなかった。

理由は、私は昔から、喉の風邪になると酷くなり、長引くのだ。昔病院に行ったこともあるが、結局咳は止まらなかったので、無駄だったなという記憶があった。なので今回も行かなかった。咳がうるさいし移ると迷惑なので寝室は別にして、自然治癒に徹していた。

風邪をひいて一週間経った日、おそらく「こいつなんで病院に行かへんのや」という不満が溜まっていたのであろう、嫁さんがブチギレた顔で「病院に行け」と言ってきて、喧嘩になった。突然の出来事であった。

結局私が折れ、近くの病院に行って、終戦を迎えた。お医者さんからは「うーん、なんやろねえ」と言われ、咳止めの薬をもらったが効かず、その後も一週間くらい咳が続いた。内心「ほらな??」と謎のドヤ顔を決めていたが、顔には出さなかった。

以来、咳のようなすぐに気づかれることは別として、体調が悪くても嫁さんには言わなくなった。余計なことは言わなくてよいということを学んだ。


以上が、うちの家の二大戦争である。振り返ると大変しょうもないが、夫婦喧嘩とはどこも似たようなものだと思う。

一年経って思うことは、結婚はお互いの理解無くしての平和は存在しないので、相手を知ろうとすることが大切であり、そのための喧嘩であれば旗を上げて戦ってよいと思う。

そして喧嘩の後は、同じことが起こらぬよう講和条約に調印である。何らかの対策を講じて、お互いの理解を深めることが大切である。

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