4月に読んだ本3冊と、私の読書術
年間何百冊読みます!というわけでは全くないのだけれど、私は読書が好きだ。
自分の考え方や仕事の進め方などには、書籍で得た知見が元になっていることがとても多いと感じるし、読書を通じて知らない価値観に触れたり小説を追体験するのはとても楽しい。
読むジャンルはそこまで幅広くないけれど、書店をふらふらしてみては、ちょっとでも気になる本はなるべく買ってみる。
読書が好きと話すと、「すごいね」と言われてしまうことも多いけど(私の周りだけだろうか?なのであまり周囲にはわざわざ言いたくない)、私にとっては読書の時間や書籍を購入するお金は、なるべく優先順位高く捻出したい趣味の1つなのだ。
4月は、慣れない生活が始まった新年度だからこそ、自分のペースで自宅で楽しめる読書が私の心の拠り所だった気がする。
4月に読んだ本とその感想と、なるべく本を読むために私がやっていること簡単に残しておこうと思う。
①『美を育てる』
前回更新した、読むと今日から自分を大切にできるおすすめの本でも紹介をした1冊。
私は美容にそこまでアンテナが高いわけではないが、神崎さんが働く母として、美容家として発信するマインドや生き方はとても好きで、この本も以前読んだ『神崎メソッド』と並んで学びが多い1冊だった。(上記の通り美容の情報にはあまり興味がないので、神崎さんの著作の中でも完全な美容本を手に取ることはない)
神崎さんの知識、経験、そこから生まれた考え方や物事との向き合い方が書かれていて、見た目が綺麗になることだけでなく、自分を育てる(=美を育てる)ための心得やヒントが書かれている。
もちろん美容に関する知識も散りばめられているけれど、マインド面の内容も多く、心のインナービューティーを鍛えられる1冊。
かと思えば巻末には神崎さんが厳選した美容アイテムも紹介されていて、読み終わった頃にはすっかり美容への意識が高まっていた私も読み飛ばすわけにはいかなかった。(日頃からプチプラアイテムで済ませている私にとっては目が飛び出るくらいの値段のものもあったけれど。笑)
ただし、本編で書かれている”ちょっと自分を良くする美容の一手間”は今日から出来ることも多く、実際に私もやってみていることがたくさん。
以下は、私の読書メモからそのまま抜粋。
姿勢を良くする、とか、たくさん水を飲む、とか、やった方が良いというのは知っているけれどなかなかやりきれていない。そんな方が多いのではないだろうか?
例え知っている内容でも、書籍で読むことで改めて自分の意識に繋がるところが読書の良いところでもあると感じた。
②おいしい仕事術
2冊目は、料理家 SHIORIさんの著書。
著者は長年料理を軸に仕事をされている方だが、この本は料理本ではなく、完全なるビジネス本。
20歳から自分の名前で仕事をしてきて、家庭やライフスタイルに合わせて自分の働き方やコンテンツをアレンジし続ける著者の、「仕事術」「仕事へのマインドや向き合い方」が書かれている。
日頃の生活や仕事の中で意識したい心がけや考え方が散りばめられているのだが、私が印象に残ったのはこの文章。
モノや経験の価値を正しく見極める判断力、
きちんと適正な価格を気持ちよく支払える価値観
この2つを養わないと、自分がどんどん貧しい人間になるような気がした。
③夢と金
3冊目は、お笑いコンビキングコングの西野亮廣さんが約3年ぶりのビジネス本として出版した『夢と金』
購入のきっかけは音声プラットフォームVoicyで、西野亮廣さんのチャンネルをフォローして毎日聴いていること。(このチャンネル、私が知る限りではVoicyで最もフォロワーが多い大人気チャンネルだ。)
「夢か金か」と語られることが多い2つだが、前置きで早速、著者はその言葉は寝言だと一蹴する。
「夢」と「お金」は相反関係にあるわけではなく、つまり「夢」だけを選ぶことはできない。「お金」が尽きると「夢」は尽きるというのが真実だと。
冒頭からこのメッセージが書かれていることでも分かる通り、この本は耳触りの良い言葉や理想論は一切なく、自らの手で夢を追い続けている著者の経験や知見から、「世の中の全員が学ぶべきお金の話」が書かれている。
前書きに「80分あれば十分だ、話を聞いてほしい」という旨の記載がある通り、難解な話はなく、本当に1時間半もあれば十分読み切れる本。だけど、とにかく学びが多い。
かなりざっくりした感想になってしまったが、
☑︎ラグジュアリーとプレミアムの違い
☑︎高価格帯商品がある理由と効果
☑︎オーバースペックに要注意
☑︎価格ではなく「意味」を売る
これらの小見出しについて説明する自信がない方には是非読んでほしい。(偉そうに書いていますが私も半分くらいはよく分かっていませんでした。)
ちなみに、半分くらいは何となく分かっていたのは、上記で紹介した著者の音声配信を毎日聴いているおかげ。毎回10分程度の放送で物事の本質や裏側を学べるので本当におすすめだ。
私なりの読書術
人に堂々と語るほど読書量が多いわけではないが、私なりの読書術・読書のルールがあるので簡単に紹介したい。(考えてみると結構色々ある気がするので、できればもう1本別で記事を書きたいと思う。)
毎日働いていたり、家事や私用を済ませていると、なかなか読書の時間を取りにくいのが現状。私は読書が好きなのでなるべく読みたいと思っているが、それでも日常の中で読書を習慣化させるのは難しいと感じている。
好き嫌いに関わらず、読書に取り掛かれる環境づくりが必要だと思う。
本を持ち歩く
私は平日の通勤鞄はもちろん、休日に出かける時の鞄にも、1冊本を忍ばせるようにしている。
荷物になると思われがちだが、小説などの文庫本であれば実はそんなに重くないし嵩張るわけでもない。電子書籍や耳で聴くオーディブルであればさらに持ち歩くハードルは下がるのではないだろうか。
本が入らない時や忘れてしまった時はスマホの電子書籍で読むこともあるが、私はスマホを開いた瞬間別のアプリを開いてしまうことも多いので、なるべく紙の本を持ち歩くようにしている。
枕元に本を置く
平日は特に、自宅で読書の時間をとることが難しい。
そこで、枕元に小さな本棚を設置し、数冊本を置くようにしている。
寝る前に10分でも読書の時間をとれるし、スマホ防止にもなるし、眠くなったら本を置いてすぐに眠れるのでとても合理的だと思う。
興味のある本を、興味のあるところだけでも
小説だと難しいが、ビジネス書やエッセイであれば、自分の気になる章や内容から読み始めるのも全然アリだし、興味を持てないところや読み進められないところは読まずに終えてしまうのも良しとする精神で読んでいる。(ただし、基本的に全部読む派です。笑)
全部読まなきゃ…!と思っていると積読してしまうので、まずは自分が興味持てるところから読み始めるのが吉。
ある程度興味があって手にしている本であれば、読み始めさえすれば進められる可能性大。
仮に読み進められなければ、「今読むタイミングではないのだな」と思って次にいく潔さも大切だと思う。
読書は1人で手軽にできる趣味の1つ。
自己研鑽にも繋がるので今後もなるべく時間を作って色々な本を読んでいきたいと思う。