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【出版後6ヶ月以内】読むと今日から自分を大切にできるおすすめの本3冊


はじめに


2023年度が始まって2週間が経過し、そろそろ新しい生活や環境の変化に慣れ始めると同時に、疲労やストレスの影響が心身に出てしまう方も多いのではないだろうか。何となく体が重かったり、女性は生理の周期に影響が出たり…。

かく言う私も、2023年度から部署を異動し、業務内容・勤務地・一緒に働く上司や同僚が変わり、プチ転職した気分。
今までよりも残業が多くなり、日々の生活を回していくことで精一杯だ。
(夫婦2人暮らしなので、基本的に自分の面倒だけ見ていれば良いはずなんだけどね….。こういう時本当に、世の中の働くパパママはすごいなと思います。)


それでも、毎日の食事や睡眠、入浴などになるべく気を配り、1日の疲労やストレスを次の日に持ち越さないようにしたり、平日でもできるだけ自分の趣味の時間や好きなことをできる時間を持つようにしたりしている。


それは年齢や社会人歴を多少重ねた結果でもあるし、元々の自分の気質や性格が寄与しているもの。
(私は良くも悪くも周囲の目を気にするタイプではなく、部署の新参者にも関わらず自分の仕事が終わればさっさと退勤するなど、ストレスを溜めにくい方だ。※それが絶対に良いことだとは思っていません)

でも、それと同じくらい、私は人生の先輩方が記してくれた経験談から得たもののおかげだとも思っている。

具体的には、読書を通して、「自分が心身共に健康に、心地よく過ごすこと」の大切さや秘訣を学んだ。


タイトルにある、「自分を大切にできる」とは、「周囲ではなく、自分の声に耳を傾けて自分が心地よい選択ができること」だと思っている。

新生活の中で1週間を乗り切ることで精一杯な誰かが、それでも自分の心身のバランスを保つことを忘れずに過ごせる「心持ち」の一助になれば幸いです。



すぐに読んでほしい!おすすめの本3冊はコレ

すこやかな方へ 今とこれからの暮らし方(小川奈緒)

まずご紹介するのは、2022年12月に刊行された、文筆家(2023/4/16時点。ご本人のお話では、近々肩書きを変えるとのこと)・小川奈緒さんの「すこやかなほうへ」。

小川奈緒さんのことは、音声メディアVoicyで知り、放送を毎日聴いているなかで、この書籍も予約して購入した。

縁側のある古い一軒家(と言うと寂れたイメージかもしれないけど、とっっっても素敵なお家です)で自分の「ここちよさ」を追究する著者の、暮らしや仕事のエッセイだ。

体、心、家、日々の暮らし、仕事、家族、人間関係・・・
すべてはつながり合いながら、「今日のすこやかさ」を支えている。
なにか1つでも、どんなにかすかでも違和感が生じると、すこやかな状態は揺らいでしまう。

すこやかなほうへ

人生で大切なのは、自分で料理すること。その余裕があること。
自分で料理をする余裕がないほど忙しい生活になると、何かを調整するべきなんだと考える。
大切なのは、冷蔵庫にあるものを腐らせず、そのとき自分の体が欲するものや足りていないと思うものを好きなうつわで食べること。

すこやかなほうへ


著者の小川さんが、郊外で日がな1日のんびりゆったり暮らしているのかと言うとそうではなくて、中学生のお子さんを育てながら、Voicyのパーソナリティをしたり、自宅で様々なワークショップを開いたりと、物書き以外のお仕事もたくさんされている。最近ではヨガの資格を取るための講座を毎朝受講していたようだ。

元々は出版社で会社員としてかなり忙しく働いていた小川さんが辿り着いた「暮らし」や「働き方」のエッセンスを、20代のうちに読めたのは本当に有難い。


”揺らいだ状態から立て直していくことを続けていくうちに、自分にとっての違和感を見つける鋭さや、揺らいでいる自分を受け止めるおおらかさや余裕が身についてくる”と書かれていて、自分が感じるちょっとしたストレスや不快感を見逃さないようになりたいと感じた。

*小川奈緒さん、noteも更新しています↓



暮らす働く、もっと明るいほうへ。(OURHOME Emi)

2冊目は、2023年3月に発売された、OURHOME Emiさん著「暮らす働く、もっと明るいほうへ。〜気持ちを切り替えるヒント39」

OURHOME Emiさんも、Voicyの人気パーソナリティの1人だ。
兵庫県西宮で”OURHOME"を主宰しており、本著は何と19冊目の著作。

今までは整理収納や片付け、自身が日々記録しているマイノートに関する著作が多かったが、今回はエッセイ本。

Emiさんが日頃から著作や音声配信の中でも触れている、「心の真ん中にふれること」の取り入れ方や考え方が書かれている。


小さい違和感を見逃さないようにして選択することを日々練習、訓練していく。
小さな判断をおろそかにしていると、大きな判断をするときになかなかうまくパチッとはできないはず。1個1個の日々の選択の積み重ねで自分の満足感が得られるし、ちゃんと自分で選択して能動的に生きているなと感じられる。

暮らす働く、もっと明るいほうへ。


個人的に、全く希望していない、むしろ全然行きたくない部署への異動を控えていた私に響いた文章はこちら。(異動の内示について、詳しくはこちらの記事へ)

組織のなかで、”次の場所を与えてもらえる”というのはとても喜ばしいことなんじゃないかなと本気で思っている。自分自身は気づいていない能力を評価してくれているのかもしれないし、今置かれている立場よりあなたは成長するはず!と応援してくれているのかもしれない。

暮らす働く、もっと明るいほうへ。

「物事を色々な角度から見る。暗い方もあれば明るい方だって必ずある。」と言うのもEmiさんがよく言う言葉。

なるべく明るい方から見る癖をつけられるようになりそうな、気持ちがホッと落ち着くような1冊。




美を育てる(神崎恵)

最後にご紹介するのは、美容家の神崎恵さんが書かれた「美を育てる」


私は美容への感度関心は正直高くないけれど、2022年に発売された、「神崎メソッド 自分らしく揺らがない生き方」がとても良かったので今作も購入。

「美を育てる」と言っても、単なる美容のハウツー本ではなく、3人の子どもを育てる1人のワーキングマザーでもある神崎恵さんの、”自分自身を育てる”心得が書かれている。(もちろん美容に関する内容も多く、神崎さんおすすめのコスメや美容の心がけも楽しく拝読しました)

肌トラブルが出てしまっても、頼りになるケア、味方になってくれるアイテムを用意しておくことで気持ちは揺らがず、焦らずに肌が回復するための的確なケアができる。

美を育てる

美容のケアについての一文だが、想定外のことが起こったり気持ちが落ち込んでしまった時に、立て直すための策やアイテムを持っているかって日頃から大切。仕事でも、日常生活でも。自分の調子に合わせて、臨機応変に微調整する力をつけていきたいと感じた。


気持ちをおおらかに、構えすぎない、深刻になりすぎない。
嫌だなと思うことを、嫌だ嫌だと繰り返し考えているとその根はどんどん倍増していく。

美を育てる

人と関わらなければいけない社会のなかで、ひとりの時間を持つこと自体がとても贅沢。
だからこそ、その時間は人に気をつかわせず、自分と向き合って楽しむべき。ひとり時間を充実させてこそ、誰かといる時間を大切にできる。

美を育てる

美容でも美容以外のことでも、外的要因や周囲の人に振り回されない心を持たなければ、自分自身を育むことは難しい。頭では分かっていてもなかなか他人軸を手放せない人に、是非読んでほしい。



まとめ

自分の違和感や不快感を見逃さないことが大事

年齢もお仕事も住んでいる場所も三者三様違うけれど、自分の心の声を聴いて人生を切り拓き、結果として今「好きを仕事に」しているという共通点がある。

そんな著者3人が共通して説くのが、「自分の違和感や不快感をスルーしないこと」の重要性。

サイズが合わない着心地の良くない洋服や、気の進まない用事、仕事とプライベートの線引き、時間の使い方、肌や体調の不安などなど、思い返してみると私たちの日常の中にはきっと、「何とかしたいな〜」と思うことが誰にでもあるはず。

もちろん自分ではコントロールできないことやどう頑張っても解決できないこともあるとは思うけれど、それでもその違和感から目を背けず、自分が少しでも心地良くなる方法を探してみる。動いてみる。この繰り返しが「自分の声を聞くこと」「心地良い方へ自分を導いてあげること」に繋がるのではないだろうか。



特に、新年度の慣れない環境や慌ただしい雰囲気で、少し自分を大切にする優先順位が落ちてしまっている方の参考になれば幸いです♧


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