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257:見ない自由を行使する

私の推し界隈が、チケットを巡ってなんとも騒がしい。
「真の〇〇にチケットが当たらないなんてー」とか、「関東在住の人しか当たってない! ソースは私の周囲!」とか、挙句の果てには「運営は抽選方法を再考すべき!」などと言い出している人もいるようで。

大変見苦しいポストが、結構な頻度でタイムラインに上がっていた。
ああもうめんどくさい。

■ネガティブな感情は伝染する

チケットは、そりゃ当たれば嬉しいし、外れたら悔しいし、悲しい。
「なんだよー!」って気持ちになるのも分かる。
転売ヤーが跋扈してるのを見れば、「お前のチケットをこっちに当てろ!」と憤るのも、とてもよくわかる。

でもギャーギャー喚いたり、「私はこれが正しいと思ってますから!(キリッ)」とお気持ち表明したところで、それによって既に確立されて安定稼働しているシステムが変わる可能性は低いわけでね。
自分の考える正義を貫くのであれば、それを実現するための方策を考えた方が建設的だと、二等兵は考えるのですよ。

それに、ネガティブな感情を撒き散らされると、こちらまでその感情に引きずられてしまうのが、とても嫌だ。
実際、その人たちのヒステリックな言動が、その周囲で伝染してさらに過激な言葉となっているようだからね。

というわけで、ミュートボタンをポチッとな。
かくして私のXには、平和が戻ってきたのでした。

■SNSというおそろしいもの

友達とのLINEで「転売ヤー滅べ!」と叫んでも、そりゃそうよね。って話で、特に問題にはならない。
かく言う私も、公式リセールはあっていいと思っている。

まあ、Xで「公式リセール欲しい、転売ヤー対策してほしい!」というのも、それはたぶん問題にならないんじゃないかな。

問題は、他者を攻撃した時だ。
攻撃するということは、反撃される可能性があるということ。
それを考慮に入れてるとは思えないけど、という人が、結構いたことに驚いた。

ネットリテラシーだとか、デジタルタトゥーだとか、色々と取り沙汰されているけど、自分事として捉えている人は案外少ないのかもしれない。

SNSに書くのは「入院しました\(^o^)/オワタ」とか、自分の生活のとりとめもない話にしておくくらいが、きっとちょうどいいんだろうな。

SNSは使いよう。
同好の士に出会えたり、いちはやく情報を得られたり、温かいコメントをくれる人がいたり、素敵な一面を持っているもの。
ツールでしかないものに、振り回されないようにしないとね。

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