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2024.1.24 理科 「銀樹」

 硝酸銀水溶液に銅板を入れると、上の写真のように銅板の周りに銀が析出します。銀の樹木のように見えるので、これを「銀樹」といいます。

このしくみを、ペアごとにホワイトボードを使って説明してもらいました。

「銀樹」のできるしくみ

硝酸銀(AgNO₃)水溶液は、
AgNO₃ →  Ag⁺  + NO₃⁻ のように電離しています。

①電子を引きつける強さは、 Cu²⁺ < Ag⁺ 
なので、銅板表面の自由電子は、Ag⁺ に奪われます。
②電子をもらったAg⁺ はAgとなり、銅板の表面に析出します。
③銅板表面には電子を奪われた銅イオン(Cu²⁺)がたくさんできます。
そのままでは、プラスの電気が偏るので、電気の偏りを解消するように硝酸銀水溶液の中に移動します。

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