2023.8.31 理科 定滑車と動滑車の組み合わせ その2
(問題)
上のように定滑車と動滑車を使っておもりを持ち上げます。おもりと動滑車の重力に比べて、手に働く力は何分の1になるでしょうか。
(予想)
ア 2分の1 ・・・16人
イ 3分の1 ・・・ 8人
ウ 4分の1 ・・・ 1人
エ その他(変わらない)・・ 1人
(予想の理由)
ア 以前の実験で、定滑車は力の向きを変えるだけで、力の大きさはかえなかった。定滑車が2つ連結していても、同じ働きをするはず。
動滑車1つで力は2分の1になったから、今回も力は2分の1ではないだろうか。
イ 動滑車を支えているひもの数は3本なので、1本あたりの力は3分の1ではないだろうか。
ウ 垂直なひもは4本あるので、1本あたりの力は4分の1ではないか。
エ 定滑車も動滑車も力の向きを変えるだけなので、力は変わらないのではないか。
(実験結果)
上の写真のようになりました。
おもり100g力と動滑車30g力で合計130g力です。
その3分の1は、43g力。
7つの班のうち、4つの班が1g力以内の誤差で測定に成功しています。
デジタルばねばかり(ニュートンメーター)の正確性に改めて驚くとともに、生徒たちが測定を繰り返すことでその測定技術が向上することも確認できて嬉しいです。
力は3分の1になりました。
イの予想の理由が正しいことが、実験により明らかになりました。