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2023.11.4 理科 犬の祖先はオオカミ
記事2023.11.3 の続きです。
動物の品種改良の例として、犬があります。
昔、ヒトとオオカミが共存していた頃、ヒトのゴミ捨て場にオオカミが餌を探しにやってきました。
ヒトが近づくと、ほとんどのオオカミが逃げるのに、あるオオカミは逃げません。そんな、おとなしいオオカミをヒトは育て始めます。
できた子のうち、人になつくオオカミだけを育てます。孫ができると、また人になつくオオカミだけ育てます。「人なつっこい」という形質が子孫に受け継がれていき、これが犬となりました。
あるとき、突然変異で胴体の長い犬が産まれます。これらを掛け合わせてできたその子孫は、アナグマなどを捕獲する能力に優れ、大事に育てられます。これがダックスフントです。
このようにして、ブルドッグ、チワワ、秋田犬など、さまざまな犬種の犬が生まれました。