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2023.10.18 理科 微生物の観察 その3

記事2023.10.17の続きです。
(答)
 サヤミドロもゾウリムシも通常は無性生殖ですが、有性生殖をすることもあります。(ウの「両方」が正解)
自分の体を半分にして子孫を増やしていくような無性生殖の方が有性生殖よりも効率的のような気がしますが、なぜ有性生殖をするのでしょうか。

 無性生殖は短時間で子孫を残すことができ、確かに効率的ですが、親と子の遺伝子は同じなので形質も同じです。
もし寒さに弱い形質なら、寒冷化の時絶滅する危険性があります。もしある病気に弱い形質なら、その伝染病がはやったときやはり絶滅する危険性があります。

そのような環境の変化に対応するためには、遺伝子を混ぜ合わせて形質に多様性を持たせる必要があるのです。

 ところで、広島市のコンビニには、ローソン、ポプラ、セブンイレブン、ファミリーマート、ヤマサキなど多くのチェーン店(またはフランチャイズ店)があります。どれも同じ店構え、同じ商品でまるで無性生殖で増えているかのようです。これは、効率重視の結果ですね。
ところが最近、ローソンとポプラが合併したローソンポプラという店が出来はじめました。その店では、ローソンの商品とポプラの商品の両方が売られています。ポプラの商品で有名なのは、炊きたてのご飯を提供するお弁当で、これも売られているのです。
まるで、有性生殖のようですね。

 社会や経済を考えるときも、この「有性生殖・無性生殖」の考え方を知っていると、役に立ちそうです。

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