2024.2.25 理科 東京都は合流式下水道
単元「自然界のつりあい」で、教科書に「下水処理場では分解者として微生物が活躍している」という話が出てきます。
この話を読んで、「東京都の下水道は合流式である」という話を思い出しました。
(上の図は、東京都水道局のHPより)
きっかけは、東京オリンピックのトライアスロン会場になっているお台場海浜公園でトイレ臭がする、といニュースでした。その原因の一つとして、東京都は合流式下水道を採用していることが挙げられていました。
これは、汚水と雨水をおなじ管で集める方式です。
晴れの日は下水処理をしっかり行うことができますが、雨が続くと処理能力を超えた汚水が海へ放出されてしまいます。
一方、分流式下水道では、汚水と雨水はそれぞれ別の管で集められ、汚水は天気に左右されずにしっかり処理され、雨水はそのまま川や海に放出されます。
そういえば、東京都は川に恵まれておらず、分流式下水道は無理、という事情があるのかも知れません。
自分たちの排出する汚水が、合流式・分流式のどちらで処理されているのか、知ることも大切かな、と思います。