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目からうろこ

衝撃的な一句。

「やっとくれ」 言うほどなくなる 我が人権

これを聞いて私はポンと勢いよく膝を叩いた。

う、うまい!!

介護をしてもらえばもらうほど今の日本ではどんどん人権がなくなっていく。

長年高齢者医療にかかわってきてなんと腑に落ちる一句だ。

一人で誰の手伝いもなく生きている人は100%の人権があるとしよう。家にヘルパー等を一歩でも家に入れた時点で人権は30%目減りする。それでも家にさえいれば70%は確保される。しかし、サ高住(サービス付き高齢者住宅)やケアハウス等のちょっとお金のかかる施設に入ると70%からまた30%目減りする。ひと月に30万も40万円もとられる施設でもそれだけ目減りする。残り40%。お金なんかいくら持っていてもダメなんですね。そして老健(老人保健施設)や老人福祉施設なんて入ったあかつきには人権はまたまた30%目減りする。算数できますよね。さんはい。あと10%です。かなり人権がなくなりましたね。では最後。医療療養に入るとそこからまた、10%なくなります。簡単な引き算ですね。さんはい。0%ですね。

上記の%はあくまでも個人の感想です。(笑)そうならないように頑張っている施設もありますので・・・・。きっと沢山ありますよ。きっと。私の知らないどこかで・・・・。

つまり、介護の量が増えれば増えるほど、言い換えれば他人にやってもらうことが増えれば増えるほどに人権は目減りする。

人権=自己決定権

皆さん。元気で長生きしましょう。(どうせ長生きするのだから。IPSで作った心筋シートの人での治験が始まった。もう永遠にどうにも止まらない心臓ができつつあるのです。)

老人が多く住むエリアでコミュニティがしっかりしている市町村に引っ越しするとか何か対策を取らないと人権が目減りする。

な、なんて難しいんだ。日本で長生きするのって・・・・

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