地元で車を走らせて
久しぶりに実家に来た、初めて車に乗ってきた。
いつも歩く道も、車から見る景色は違って見えるし、助手席の景色と運転席の景色もだいぶ違うから、いろんな道を自分で走らせてみたいなと思う。
今日は生活関連の諸々の物を買うべくイオンに家族を乗せていった。姪の誕生日が近いのでトイザらスに行ってぬいぐるみを買ってきた。それを見つけた後は、何か欲しい物ないか?と聞かれたとき、いつもの如く考え込んでしまった。
何が欲しいんだろう。
そういえば大学同期はカードゲームが好きで、家にいくつも置いてあるが、なぜか自分で買う気になれない。
自分は遊び心みたいなものを忘れてしまったのだろうか。
そもそも昔の自分だったら何を欲しがっていたのだろうか。忘れてしまった。
結局は「何がしたい?」と自分に問いかけても何も響かないことにいつも絶望しながら暮らしている。ただそれを打破するために、できる限り日記を書いているし、時々noteを書き留める。
それだけでなく、何か行動を起こしてみることで見えるものもあるんじゃないかなという思いもある。でも何をすればいい?と悩んでいた。
買い物の後、ふと思い立った。今自分は暇だ。そして車がある。そうだ、車なら遠くない場所で、昔行ってみたかったけど行けなかった場所に行ってみよう。
それは隣町の本屋さんだ。あれは小学生の時の夏休みに、自由研究キットを買うためにここに来ていた。今まで行った本屋さんにはこんなものがなくて、とても新鮮で、次また行ってみたいと思っていた。
そんな場所に十数年ぶりに来た。感想としては、そんなに大きな本屋さんでもなかった。当時とは読みたい本の系統が違うためかもしれないし、東京に来て巨大な本屋に見慣れたせいかもしれないが、「ふーん」と思って終わった。せっかく片道20分以上かけてきたので、前々から気になっていた本をいくつか買って帰ってきた。
それでも行ってよかっったと思う。昔の欲求を少しでも晴らすことに何か意義があったんじゃないかな。
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