向いてないと思うことが、意外と向いていた
自分にはできなさそう、自分には向いていないんじゃないかと思われることが、案外向いていることって結構あります。
私は人と話すことを、なぜか苦手だと思い込んでいました。
1人のほうが楽だし、文章を書くのは好きだから話せなくてもいいって思ってたんです。
でも今は向いていないなと思う「話すこと」が大大大好きです。
もっと楽しく話せる人になって、一緒に居てくれる人が笑ってくれたらいいと思って、そのためにはどうすればいいかなと考えちゃうくらいです。
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私はどちらかというと、向いていないことよりも、向いていることをやってみようという考えでした。
自分が持っているものを存分に伸ばしていったほうが、自分も楽しめるし、苦にならない。
でもあるとき私は自分ができることだけを続けることに、退屈さを感じてしまったんです。
できることだけやる、ということに限界を感じてなんだか楽しくなくなっちゃった。
そんな時に人と話す仕事、人を楽しませる仕事をしてみたいなと思いました。
インドアで全然人と会わない自分とは真逆の世界に飛び込んでみようと思いました。
色んな理由はあったけれど、そんなことがあってキャバクラで働いてみたんです。
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働いてみたら、人と話すことってこんなに楽しいんだね!ってワクワクしました。
もちろんキャバクラだから、いろんなお客さんがいます。
席に着いたとたん、お客さんに「こいつやばいからチェンジ」と言われ、席に着けなかったこともあるし、「面白くない」と言われたこともあります。
そういうこともあったけれど、楽しんでくれたお客さんもたくさんいました。
その人の気分に合わせて、雰囲気を見て、よくお話を聞いて、一緒に笑って、そんなことがただただ楽しかった。
向いていないと思っていた「話すこと」をやってみたら、自分のことが好きになれたんです。
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時には向いていないこともやってみるといい。
実はちょっと気になっていた人が書いた本を読んで、私は新しい世界に飛び込んだんです。
そしたら本当にそうだった。きれいごとなんかではなかった。
その経験の延長線上に今の私がいるのは、本当のことです。
これからまた、自分にできることはもちろん、自分が向いていないと思っていることを試していきたい。
見たことのないものを見て、行ったことのない場所にたどりついて、感じたことのない気持ちになって、見たことのないものを生み出せると思うから。
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