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個展【Op. 20a】


本当にわからないんです。

どちらかというとシンパシーや自分の中のアドバンテージにチャイコフスキーが挙がってくる機会はあまりなかったので、なぜ急に私の中でチャイコが食い込んでくるようになったのか。

しかも2年に渡りチャイコフスキー。

もちろんチャイコが偉大な作曲家で名曲を多々発表している人物であることは、それなりに熟知しております。

レッスンでなくて個人的にさまざまな作曲家の曲を弾けど、チャイコの曲は人生の中でかなり少ない。

何よりも私がチャイコを遠ざけた理由は、なんとなくですけど‥こう、自分とは性分があわないなという時ってあると思うのです。
その”合わない”人なんです、チャイコ。

子供じみた言い方になりますが
「なんか嫌い。多分、向こうも私が嫌い」といった感じの。
現代にチャイコが生存していてもし知り合う機会なんかあったら、互いに嫌悪したのではないかと思います。

あくまで性分が、です。
曲はあまり弾きはしてこなかったけど、本当よく聴いています。
それは音楽に限らず美術でもそうです。
そこは「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」になってしまったら、芸術文化学科で私は何を学んでいるんだとなります。

そんなふうに感じていたのに
2年とは書きましたが実はチャイコと3年付き合うことになりそうです。
なぜかといえば、変更がなければ来年の発表会で今年に続きチャイコの曲を選曲したので。

去年、個展「序奏」でチャイコ
今年、発表会と個展「Op. 20a」でチャイコ
来年、発表会でチャイコ

来年はまたショパンに戻すんだ、なんて張り切ってたのに。
しかもマズルカやろうなんて意気込んでいたのに。
ショパンの楽譜を押し除けて弾くたくなったのは、チャイコ。

チャイコチャイコチャイコチャイコ‥


行きの飛行機の中でもチャイコ
帰りの飛行機の中でもチャイコ
数百曲はいってるプレイリストなのにシャッフルにするとチャイコ連続

チャイコチャイコチャイコ!!!

チャイコの呪いか‥?
否、チャイコに呪われるなんて思うなど烏滸がましすぎる。
では、なにか?

本当にわからないんです。

しかもOp. 20って‥
聴いたことがない人の方が少ないんではないでしょうか。

なんでこんなメジャーなものに私は手を出すことになったんだろう‥

Op. 20は‥

Пётр Ильич Чайковский「Лебединое озеро」

そうです。




チャイコフスキー「白鳥の湖」


お時間がありましたら、ぜひお立ち寄りいただければ幸甚です。

一部の作品は縫えば縫うほど
こう‥白鳥というか無機質な身体を創っている気分です。


個展
【Op. 20a】


日時
11/16(sat.)〜11/24(sun.) 13:00-18:00
場所
金座ボタニカ 3階アートスペース 静岡県静岡市葵区研屋町25

全日、在廊します。今年は休廊ございません。

そんなわけで昨年12月に個展【序奏】にて発表した2作品が
今回の個展にて完結します。

なお、駐車場はありませんので、お車でご来場の際は、近隣のコインパーキングをご利用いただきますようお願い申し上げます。







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