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このミニマムな美しさたるや

7月に欲しい新製品があるからって、新品で買ったばかりのfpリセール案を抱いちゃったなんて、ほんとダメじゃん自分……っていう心境になれたのは、我がfpに付けていたLVF-11を外して、コンパクトな姿に戻したからなのでした。

だったら徹底的にコンパクトにしようじゃないの、という欲が出てきまして、先日の投稿でレンズの迷いを書きましたけれども、Voigtlander HELIAR 40mm F2.8に決めました。以前持っていたNOKTON Classic 40mm F1.4がお安いし、fpと組み合わせている方も多いし、買い戻しも検討したのですが、やはり新しい撮影体験を求めて、圧倒的なコンパクトさ、軽さのHELIARにしてみました。

このレンズは2022年3月30日の発売というもので、新製品でもなんでもないんですが、新製品じゃないものを熱心に堂々とレビューできるのが、「趣味」の世界のいいところ。(仕事だったら、特別なヴィンテージとかじゃないかぎり、あまり新製品じゃないものについて、あれこれ記事書くことってない)

あまりネット上でレビューが多い製品でもないので、フジヤカメラさんに行って実物をまじまじと眺め、ためさせてもらい、決めました。
(来月発売のカラスコ50mmも捨てがたいですが、待ちきれない……)

いや〜もう、なんってかわいい、この小ささ。
fpにつけるために買ったけど、f実はM型ライカにつけたときの可愛さがハンパない。こっちで常用になっちゃいそうな勢いでかわいい。
fpのコンパクトさ極めるために買ったのに…苦笑。

まるで沈胴しているかのうような。もうこれそのままの姿で使える。

気を取り直して、fpに付けて、ちょっと近所のマジカルアワーを撮影してきました。f2.8というのが気にはなっていたのですが、フルサイズのセンサーなら十分ボケも作れるし、fpの現代的な写りも活かせるカリッとシャープな描写もできるし、fpのカラーからヴィンデージ調を選べば、しっとりこっくりな絵も撮れるしで、良さそうです。

もうクライマックスを通りこした紫陽花などを撮ってきました。

40mmの画角って使いやすい。




「クラシックブルー」で撮った


ちなみに、最近マニュアル車に戻しました。
Volkswagen のup!GTI 。最高の乗り味です。まだちょっとぎこちなくなる時もあるけれど、やっぱり運転が楽しい。

カメラはマニュアル操作、音楽聴くならアナログレコード、そして車もマニュアル車。いろいろと、自分で調整したりコントロールしたり機械と対話できるのがやっぱり面白いなぁと思います。(オートマ車だとは私は眠くなるのでちょっと危険)

ハナシが逸れましたが、かなりコンパクトなのにどうしてこんなにカッチリ写るんでしょうね、フォクトレンダーさんはやっぱりすごいですね。
しかし、なんとなく、HELIARよりもULTRON 35mm F2の方が、なんとなくしっとり感があって絵はいい気がするなぁ…少しだけ重くて、私には難しい35mmなのだけど。

↓ULTRONを付けてfpで撮ったお気に入りの写真。

HELIARは写りすぎるのかなぁ…
本当に微細なキャラクターの違いだけれど、そこにこだわるのが趣味ってものだよね。趣味万歳。趣味大事。

いずれにせよ、Voiglanderさんがたくさんヴァラエティー豊かなレンズを出してくれて本当に嬉しいです。ありがとうございます。

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