ついにシネレンズ、理想の小型一眼つくった
それは数週間前のこと。某オールドレンズ専門店で、レンズのサンプル用で「not for sale」とシールのついたこちらのカメラに一目惚れしました。
Cマウントの新品レンズ(のサンプル品)が装着されていました。
もうね、電流が走りましたよ、全身に(笑)。
まさに一目惚れっていうやつなのでしょうね。
あまりの理想の佇まい!
小さくて、でもメタリックで、カチッと引き締まったフォルム。
すかさず型番をチェックしましたら、OLYMPUSのPEN E-PL6。
なんと2015年のモデル!かなり古い。
でも私が持っているPEN E-P7よりも薄くて、その時少し触ってみた感じでは、機構に特に古さは感じませんでした。
付けられていたレンズにはさほど興味がわかなかったのですが、さすがに非売品の「このカメラ売ってください」とは言えずに帰ってきました。そのあと寝ても覚めてもそのカメラの姿が頭から離れません。それも、Cマウントの、いわゆるシネレンズを装着したお姿が…
それから夜な夜な、寝る前の癒しのリラックスタイムに、ネットを徘徊して、状態のよいE-PL6の捜索と、シネレンズのお勉強をしていました。
最近、どうしてこんなことになっちゃったのかな?ってくらい仕事が忙しいので、カメラ探しとレンズ調査は、自分へのご褒美タイムです。
そんなこんなでようやくお迎えできました!
これまた9年前発売とは思えない美しい完動品カメラと、ビッカビカで「ぜんぜん普通に使えるやん!」というオールドシネレンズ、Wollensak cine-raptar 25mm F1.9です。
じつは、ちっさいボディにCマウントレンズの組み合わせというのは、以前フォトグラファーの平林亜美ちゃんとフォトウォークしたときに、彼女がペットみたいに連れてきた可愛い組み合わせをみて、ズキューーーン!!とハートを撃ち抜かれていたのでした。
その時のフォトウォークのnote ↓ このあと亜美ちゃんとのフォトウォークは第2回もやりまして、また涼しくなったら第3回やります。
で、あれから屈折一年半…ついに、私も理想のボディとレンズで、ちびっこいシステムを完成できたのでした。
まだ本格的にフォトウォークで撮ったりはできておらず、取材の行き帰りなどにちょこちょこ撮ってみましたが、Wollensak、普通にいい…(笑)
なんかもっとこう、ぐるぐるボケしたり、ぼや〜んとしたり、かなりフィルムライクになったりのクセ玉になることも覚悟してたのですが、私好みのコッテリした色味と、アンダーめに撮るとしっかりクールな印象も与えてくれる感じ。古いズミクロン的な感じがあって、写りもめちゃ好みでした!
というわけで、試写段階ではありますが、現段階の写真をちょこっと貼ってみます。
普通に解像感のある真っ当な(?)写真と、「あら、そうなりますか!」っていう写真とが、いろいろ並んでくる感じがたまらんです。
こういう面白いカメラたちが好きすぎて、
最近、高性能でだいたい間違いなく取れちゃう現代ミラーレスの出番が確実に失われております…
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