本棚:『バナナケーキの幸福』
母・茜と娘・七のお店、アカナナ洋菓子店の二枚看板は、バナナケーキとダークフルーツケーキ。喫茶店への卸からスタートした店は幸運にも恵まれて、順調に大きくなったものの、二人がお店を始めたきっかけは、突然、茜に言い渡された夫からの離婚…。
休みの日にはケーキを焼いてくれるようなお母さんに憧れたものですが、自分だったら、やっぱり面倒だなと思ってしまうので、母のことをとやかく言えないですね。母曰く、昔は作ったこともあるらしいけれど、父があまり好きではなかったようで、作らなくなったとのこと(私の記憶にはないけれど)。
うちの家族はみな会社員なので、自分が作ったものを直接お客さんに買ってもらうという感覚がわからないのですが、売れたら、ダイレクトに嬉しい!って感じるんだろうなぁ。会社員は会社に守られている部分もあって、自営業は大変だろうと思うけれど、やりがいの点では、どうなんだろうなとは思います。もちろん、会社という組織だからこそできることもあるし、自営業でも、例えば家を継ぐのと起業するのとでは違うだろうし、何にやりがいを感じるかは人それぞれだと思いますが。半分は会社員として組織の中で働き、半分は自分の好きなことでフリーランスとか、そういう働き方できないかなぁ~なんて思いましたが、自分の好きなことで仕事になることあったっけ?とそこで止まりました。そういえば、片づけが好きだったので取得した整理収納アドバイザーの資格は、1つの候補だったはずですが、気付けば、いまだ何もしてなかった…。