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本棚:『本のない、絵本屋クッタラ』

場所は札幌。インクブルーの三角屋根が目印の『絵本屋クッタラ』には本が置かれていません。しかし、客の悩みを聞き、ふさわしい本を探し、後日渡してくれます。店を経営しているのは、広田奏と相方の八木ですが、八木が店頭には立たないのには理由があって。

小さいころは本が好きではなくて、絵本を読んだ記憶もほぼありません。唯一、思い出に残っているのが小学1年生の時の読書感想文の課題図書だった『わすれられないおくりもの』。
その後、『ウォーリーをさがせ!』が人気だったころは、図書室でみんなで読んだ、というか、ウォーリーをさがしたり、小学4年の時の担任が毎朝、本を読んでくれたので、そのときに『おふろだいすき』とか、いくつか絵本との出会いもありました。
絵本というと、薄くて大きいイメージですが、サイズがいろいろなのも、ちゃんとその本の趣旨にあわせて、どうやったら伝わるか、楽しめるかなど考えられているんだなと知りました。『しろくまちゃんのほっとけーき』の点字つきのもの、ぜひ、触って読んでみたいです。

さて、お店の名前「クッタラ」はアイヌ語でして、その意味がわかるのは最後のお話。なんだろうなと思いつつ、まぁ、終わりには意味が分かるでしょ…と読み進めて、その通りではあるのですが、それは物語の場合。近所のお店の名前の由来は全く知りません。子どもの頃は、もっと名前にも興味があって、どういう意味かな?と乏しい語彙の中から似た言葉を探したりしていたっけなぁ。


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