あの頃に読みたかった本
小学校の低学年までは読書嫌いだったものの、小4の時の先生が、毎朝本を読んでくれたことから本を読むようになりました。そして、中学のころには母の同僚の娘さんが読んでいたというコバルト文庫をたくさんもらい、図書室には置いてない本にも興味を持つように。
中学の頃によく読んだのは、『ぼくらの七日間戦争』の「ぼくらシリーズ」や「三毛猫ホームズシリーズ」とコバルト文庫。でも、高校の頃が一番 読書から遠のいていて、大学時代もはじめての一人暮らしで、大学の図書館はよく利用していたけれど、市の図書館がどこにあるのか知るのが遅くて。たまに、これは高校・大学生時代に読みたかったなぁ(その当時に出版されていなかった場合もあるけれど)と思うことがありまして、そんな本を紹介したいと思います。
【高校生の時に読みたかった本】
・恩田陸 『夜のピクニック』
いい年した大人の今でも十分好きですが、主人公と同じ高校時代に読みたかったなと何度思ったことか。そして、その後も何度か読み返して、その時々で自分がどんな感想を抱くのか知りたかったなと。
・米澤穂信 「古典部シリーズ」
本シリーズはまだ読破できておらず途中なのですが、こちらもやはり主人公と同じ高校生の頃に…。米澤穂信さんの作品は、ほかに「小市民シリーズ」も読んでいますが、こちらの方が好きでして。
・瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』
つい最近読んだ本だし、確実に高校生の頃には読めなかったわけですが、優子ちゃんがいい子だし、森宮さんが素敵だし。高校生の頃に読んだら、きっと今とは違う感想があったはずで、それを知れないのが残念です。
・山田詠美『ぼくは勉強ができない』
高校の頃、授業中に先生がこの本のタイトルだけは言ってた記憶がありますが、あの頃には読まず。大学生か社会人になってから読みましたが、秀美くんが同じクラスにいたら、どう思っただろうなぁ。
【大学生の時に読みたかった本】
・三浦しをん『風が強く吹いている』
この本はめちゃくちゃ好きで、これまで何人かに熱烈推奨しています。そこはやっぱり小説だよねと思うところもあるけれど、後半はもう名言集!大学生ならではのノリもいいし。ハイジは私の理想の上司像です。
・三浦しをん『愛なき世界』
実験がうまいこといかなくて悩んでいた日々。あの頃に読んでいたら、「研究とは何なのか?」をもうちょっとよく考えて、勇気をもらえたんじゃないかなと。もしくは本村さんと自分を比較して、私ってダメだな~と落ち込んだかな…。
・伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』
読んで悲しい気持ちになって、でも、悲しい気持ちになったということだけ覚えていて、アヒルと鴨ってなんだったっけ?と、何年かして再読して、再び悲しい気持ちになりました。ハッピーエンドが好きだけれど、この作品のせつなさは好きです。
ちゃんと思い起こせば他にも出てくると思うけれど、いざ書き出すとなると難しいですね。