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本棚:『ストーリー・セラー』

「書く側」の人である妻。そして、「読む側」であり、一番好きな作家が妻である夫。元同僚から恋人を経て結婚した二人に待ち受けていた病という悲劇。それでも彼らは書かずにはいられない。
作家に限らず、自分のファンが結婚相手、もしくは、自分の一番の憧れの、それも手が届かないぐらいに憧れの人が結婚相手って、どんな感じなんだろうなぁ。自分がファンの立場だったら、彼 or 彼女のファンが増えるのは嬉しい一方で、取られて悲しいような気もするのかな。でも、結婚して身内となれば、また違うのかしら。

だいたいよく読む作家さんは決まっているのですが、気に入った作品に出会うと、その作家の作品を続けて読む傾向があります。なので、以前よく読んでた作家の作品を見かけると、「あの頃はたしか…」とその当時のことを少し思い出します。
有川浩(現在は有川ひろ)さんの作品では、『図書館戦争』シリーズを読んでいた頃を思い出します。あの当時は、○○に住んでいて、△△図書館で借りて読んでたんだよな。少女マンガを読んでるような気分で、途中、何度も「きゃあ♡」って思ったりしたなぁ、とか。他の作品では、『植物図鑑』は知り合いの方が貸してくれて、『旅猫リポート』は猫好きには もうヤバすぎて、泣いたなぁ、とか。
たまにはビジネス本も…と思うのですが、やっぱり小説が好きで、読む速度も違うんですよね。


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