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本棚:『真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒』

シリーズ第2弾。「恋泥棒」という表現は、粋な感じがしますが、登場する恋泥棒は身近にいたら結構大変だというか、扱いに困るというか。でも、あえて真夜中に営業しているパン屋さんですから、その理由に込められているとおり、誰かの傘となって救ってくれるはず。

前作から比べると、真夜中のパン屋さんに転がりこんできた高校生、希実は文句は言いつつも、楽しそうにやっているし、周りの面倒もみて、大人になったなぁと思いました。
今回の物語の季節は冬。冬の始まりの頃から表紙のイラストにあるようにバレンタインまで。たまたまタイミングよく、ちょうど今頃なんだな、来月はバレンタインかぁ~と気付きました。いつからバレンタインを気にしなくなったか覚えていませんが、希実と同じ高校生の頃には、友達や先生にチョコ渡して、お返しを期待してたなぁ。

結婚詐欺の話もありますが、現実に過去にワイドショーを賑わした事件でも、「そんな大金を手に入れて何がしたいの?」と思ってしまいます。もちろん、ある程度のお金は生活していくために必要だけれど、必要のないものまで手に入れようとしないと、それほどの大金にはならないはずで、必要のないものはゴミと一緒では?さらにはそのゴミのために貴重な資源を使うの?と思うのですが。暮らしをダウンサイジングしていく中で、できるだけお金に依存したくないと思うようになりましたが、それ以前から「そんな大金、何に使うの?」とは思っていたので、ミニマリストの素質あるのかなぁ、それとも根っからの貧乏性なのかなぁ。


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