本棚:『丘の上の賢人 旅屋おかえり』
『旅屋おかえり』には未収録だった札幌・小樽編。そして著者の北海道旅のエッセイ、おかえりのデビュー前を描いた漫画が収録されています。
「ふるさと」と聞いて真っ先に頭に浮かぶのは、童謡。大好きだった小学校の校長先生が好きだった歌なので、その思い出もありますが、年を重ねるごとに、心にじんわりくるようになりました。
私にとっての「ふるさと」は地元ですが、ふるさとは1つとは限らないし、たくさんの人に「おかえり」と言ってもらえるような人生って素敵だなと思います。地元(特に実家まわり)は田舎で、子どもの頃から景色が変わらないようなところで、「つまらない」場所ではありますが、今では、このままあまり変わらずにいて欲しいなと思います。
北海道旅エッセイは、3日間「乳攻め」の旅なのですが、その中で出てくる北海道民のソウル・ドリンク「カツゲン」が気になりました。北海道は2回、行ったことがあるのですが、もし、また行く機会があれば、その時は「カツゲン」飲むぞ!と。旅先で地元スーパーに寄って、その土地のソウル・フードを味わうのも楽しそうだなぁ。そして「中札内美術村」も行ってみたいです。
アミの会の『おいしい旅』に続き、本の中では一緒に旅していますが、そろそろ現実世界で自分が旅しようかしら。