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本棚:『菓子屋横丁月光荘 浮草の灯』

シリーズ第二作。同じく川越が舞台の『活版印刷三日月堂』シリーズとリンクする部分も多く、読んでいて嬉しくなりました。川越に行ってみたいという気持ちがますます高まりました。『紙屋ふじさき記念館』シリーズとも重なるところがあるのかしら?
活版印刷も紙小物もいいですが、古い建物や街並みもいいですよね。本書の中で「江戸東京たてもの園」の名前がちょっと出てきて、知らなかったので「どこにあるの?」と調べてみれば、最寄り駅は武蔵小金井とのこと。地元が山梨なので、中央線と聞くと、勝手に親近感を抱いてしまいます。ホームページを覗いてみると…復元建造物、ぜひ見てみたいです。今回の記事の画像は、千葉のどこか…(結構前の写真を掘り起こしたもので、どこだったか忘れてしまいました)ですが、こういうところに行くとワクワクします。
小学生の頃、遠足で行った藤村記念館(今は甲府駅北口に移転されています)だったと思うのですが、あぁ、良かったなぁ~、みんなで学校ごっこみたいなこと(先生と生徒役にわかれて授業みたいなこと)やって楽しかったなぁということを今でも思い出します。
古い建物も新しい建物も、見るのが好きです。手入れがされていたり、生活感が感じられるほど、いろいろ想像が膨らんで楽しいです。
主人公の大学院生、守人は家の声が聞こえるのですが、「おでこのめがねで、デコデコ、デコリ~ン!」の「それいけノンタック」を思い出しました。色んなものと会話ができて、羨ましかったんですよね。


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