本棚:『バスに集う人々』
『バスを待つ男』『バスへ誘う男』に続く、シリーズ第三弾なのですが、この第三弾で完結なのかなぁ。『バスに集う人々』というタイトルだけあって、バス好きがたくさん出てきますが、第一弾、第二弾で出てきた人たちがバス仲間となっていて、「いいなぁ、もっと見ていたいなぁ」と思うけれど、読み終えての印象としては、これで完結なのかなと。
今回は路線バスの経路図がないなぁと思っていたら、東京を飛び出して、青森や福岡でのお話もありました。青森は行ったことがなく、福岡はほぼ出張でしか行ったことがないですが、それでも知っている地名が出てくると嬉しいですね。ちなみに福岡でバスに乗ったことはないですが。
知っている地名・場所と言えば、両国にある「すみだ北斎美術館」が出てきて、「おぉ!」と思いました。先々週ぐらいに両国に行く用事があって、でも、約束の時間まで少しあって、そのあたりをブラブラし、さらには美術館のショップのところも見てみました。あそこに炭野たち(本書の登場人物たち)も行った(という設定な)のかぁ、と嬉しくなりました。
大田市場や東京港野鳥公園なども出てきて、東京にいるうちに行っておきたいところがまた増えました。シルバーパスは使えないけれど、一日乗車券は一度は使ってみたいなぁ。そのためには、ちゃんと作戦を練らねば。