本棚:『風色デイズ』
スポーツがテーマのアンソロジー。登場するのは中学~大学までの若いアスリートたち。サッカー、バレエ、ハンドボール、バスケットボール、野球、マラソン、ラグビーと競技も様々。大崎梢さんの「体育館フォーメーション」はちょっとした謎解きもあって面白かったです。
両親ともに運動音痴ではなかったようですが(本人談)、誰に似たのか、わたしは運動音痴…。もう体育の時間は嫌でした(体育の授業がない大人が少し羨ましかった…)。小さな小学校だったので、一応、水泳はクロールと平泳ぎはできるようになり、一輪車にも乗れるようになりました。あとはマラソンなら なんとか…という程度で、子どもの頃から体が硬いですし。そのため、スポーツが得意な人への憧れは強く、10代の頃は「筋肉番付」もよく見てました。
社会人になって数年後、「せっかく地元を離れているのだから、会社以外で知り合いがいないのはもったいない!」と思ったのですが、こんなときスポーツができたらね…と。バイト以外で(←副業禁止のため)何かないかしら?と考えて始めたのが、ボランティア。転勤しても続けており、ボランティアは楽しいですが、スポーツができればね…というのは今でも思います。
本書は中学~大学生なので、もう戻れない学生時代が懐かしくなりましたが、趣味なら、スポーツ始めるのに遅いってことはないだろうな。