ねじをまく
まいにち暮らしていて、ゆるんでしまったねじをまくのがすきだ。なにかを習慣にすることはすなわち、ねじをまく作業なのだと思う。
わたしにとって習慣にすることは安心することでもある。何かが起こってしまった日でも、いつもやっていることをやると、安心して対処できる気がしている。
①お風呂上がりのストレッチ
15年近く続けている。やらないと気持ちが悪いくらいになった。旅先でもやっている。かんたんに、前屈と、かえるみたいな脚(両足を合わせて膝をまげるあれ)にして膝をばたばたし前に倒れる、開脚して前・左・右に倒れる、ことをしている。まいにち同じことをしているから、身体の状態を把握するのにちょうどいい。特に倒れたときのお腹、食べすぎたことをいやでも実感させられるのでおすすめです。
②起きぬけの白湯
白湯といっても、やかんを持っておらず、マグカップに入れた水をチンする、もしくは電気ケトルで沸かして飲んでいる。どのくらいだろう、3、4年ちかくやっているはず。もともとかなり末端冷え性であり、腸内環境も芳しくないことから、起きぬけにいきなり冷たい水を飲むのはよくない、と何かで読み、夏でも白湯からはじめている。これといって目立った効果はないが、飲むとやはり安心する。
③日記を書く
まいにち、「10年日記」というアプリで日記を書いている。
まだ始めて1年経っていないけれど、昨年の同日の日記が書いている下に出てきて、目に触れるようになっている。きっと今後は、昨年の今日はこんなことをしていたのだな、と思えると思うと、ゆかいだ。ほとんどは仕事帰りの電車で書いていて、昼休みにも書くこともある。書くことが目的にはなっていないか、と思ってしまうときも実際ある。暦とおりに仕事をしていると、まいにちが同じことの繰り返しにみえて、そうではないことに気づく。たくさん書いて、書くことの訓練をしている。なるべく、たのしい・うれしい・かなしい、ということばではなく、ちがうことばで気持ちを表したい、と思うようになったことが、1歩。
まいにち同じことを続けて、生活にリズムをつくるのだ。