パニック障害診断までの長い道のり

こんにちは。
『脱』気にしすぎママです。

今回は、私がパニック障害、心身症、不安障害という診断を
受けるまでの長～い道のりをちょっと残しておきたいと思います。

もっとこうしてよけばよかったと思ったことを記していくので
今、謎の体調不良が続いている、不安感が取れない、焦燥感が
ある、めまいが頻繁に起きるなど、心身の不調が改善せず、
苦しんでいる方の助けやヒントになればなと思います！

まず、私自身、子供の頃から『他人』の様子を伺って動いて
いました。よく言えば『自己犠牲』。

親の言うことは全て正しいと思っていたので、私が選んだこと
一つ一つに対して親の意見を聞いて、親のＯＫが出た高校、大学
を受験し、会社ですら、ここは辞めた方がいいと言われればその
通りにし、ここならという会社に入社しました。

私の両親はとても真面目というか、冗談があまり通じないタイプの
2人です（笑）
結構厳しく育てられたので、高校生の時に初めて彼氏ができたときは
門限が18時なので、反発もしました。
『なんで私だけみんなみたいに遊んじゃだめなの？！』と…。

自分がこうしたいという願望をあまり出せなかったような感じがします。
とはいっても、親子関係が悪かったわけではなく、むしろ大事に育て
られたので、感謝はしています！

ただ、自分が母となった今、子供たちに『自分にとっての理想の子供像』
を押し付けないように気を付けてはいます（笑）

新卒で入社し、２～３年経ったころ、所謂お局さんがいらっしゃって、
本人は仕事をせず、🚬休憩ばかり。部下の私にすべて仕事を押し付ける
ようになりました。そのため、連日残業。（でも、残業の時間帯は、
お局さんは帰社していたので、逆に働きやすかったですが☺）

それが３年ほど続き、きっと心身ともに限界だったんでしょうね。
美肌が自慢だった肌は吹き出物だらけに、激痩せしてガリガリに、
会社のある平日だけお腹がパンパンに張って一日中痛かったです。

詳しい検査をしたところ、IBS(過敏性腸症候群、機能性ディスペプシア）
ということがわかりました。
ただ、病院では整腸剤を出されるばかりで、改善はしませんでした。

そんな中、結婚により遠方へ引っ越すことになり、寿退社。
すると、嘘のようにお腹の張りもなくなりました！
やっぱりストレスってもろに体に影響出ますね・・・！

結婚から間もなく有難いことに１人目を授かりました。
妊娠中は至って健康でしたが、出産時のトラブルにより、息子は生まれて
1時間で痙攣＆心停止になりました。吸引分娩によるくも膜下血種でした。

幸い、すぐにNICUにて処置していただき、命は助かったものの、脳神経に
稀な後遺症が残り、今現在も服薬＆通院しています。

それからの育児はいつまた急変するかわからず、常に緊張状態。
痙攣も何度もありましたが、慣れずにパニックに。
でも、そのころは我が子を守らないとという思いで必死に生きてました。

その後２人目が生まれましたが、生まれてすぐに旦那の転勤が決まり、
また別の場所へ引っ越すことに。
さらに遠くに引っ越してしまったので、助けてくれる両親も来れません
でした。
小さい子供たちの育児や上の子の通院、旦那は泊りの出張が多くなり、
孤独感が増していきました。

その頃から、心身に異変を感じ始めました。
なんか急にソワソワして、立っていられない、座り込んでしまう。
歩いていると、急に床がふわふわになった感覚、床が一段落ちる感覚、
経験したことのないことが次から次へと起こり始めました。

船酔いのようなめまいも出始めたので、耳鼻科に行きましたが、耳から
ではないと言われ、めまい止めの薬を出されましたが、よくならず、
耳鼻科だけで５件ほど、受診しましたがわからず・・・
『精神的なものかもね、心療内科とか行ってみたら？』と言われたり
しましたが、（え？！心療内科？絶対嫌だ！）と拒絶し、その後は
脳神経外科、整形外科、整体、漢方薬局、サプリなどなど、あらゆる
手段を試しました。

・・・が、やはり改善せず。
その後、また夫の転勤があり、地元に戻ることができした。
なので、辛いときは親に頼って、大きな検査もいくつかしましたが、
異常なし。

ところが、上の子供が２年生、下の子供が年中さんの時に、ついに大きな
パニック発作が夕飯時に起こりました。

その日は朝からめまいで気持ち悪く、横になっていましたが、子供たちの
ご飯を頑張って作って、また横になったところ、体中がしびれてきました。
気持ち悪さと息が吸えない感じ、苦しくてまともに話せない、冷や汗・・・

（誰か！誰か！助けて！！！）と心の中で叫んで、焦っていました。

こればマズイと思い、両親に電話。
『なんかおかしい！今から救急車を呼ぶから、子供たちのことお願い！』
と、泣く子供たちを家に残し、私は救急搬送。

その後意識が朦朧としていて、苦しいのに『あー、過呼吸だねー』って
病院で医師に言われたのを覚えています。
（この苦しいのを何とかして？！）ってパニックになっていたんですけど、
他に重病の患者さんがいたので、相手にもされず。

その日は処置は特にないから、とりあえず耳鼻科の外来に翌日行くよう
言われて帰宅しました。

もちろん、後日耳鼻科を受診しても、『メニエールではなさそうだけど
一応、メニエールのマズイお薬だしておくね！それで効かなかったら
心療内科へ行ってください』と言われ、（また心療内科か・・・）と
落ち込んで帰りました。

しばらくはめまいと吐き気、嘔吐に悩まされ、なかなか外出も厳しくなりました。

それでも、どうしても心療内科には行きたくなかった私は、
地元で評判が高かった漢方薬局に行き、症状を話すと、『それは何年も
辛かったでしょう。心療内科のお薬は若いうちから飲むのは良くないから
行かない方がいいよ。必ずよくなるから、あなたの体に合った漢方を調合
しますね。絶対によくなるよ！』と言われて、涙が出たのを覚えています。

そこで出された漢方は、いろんな生薬を混ぜて私専用に作っていただけました。その漢方が合っていたのか、とても体も心も落ち着いて、やっと普通に
過ごせるようになりました！
ただ、月に２万円もかかって正直かなり家計が厳しかったです（泣）

なのになのに・・・またしても、旦那の転勤が！！！
また地元から離れることになりました・・・

そして、パニック発作が頻発し、ホルモンバランスが悪い？と思い、
婦人科へ行ったものの、『ホルモンは大丈夫、心療内科へ行った方がいい』とまた言われ、もう観念し、今も通っているメンタルクリニックを受診することにしました。

（きっと精神科とか心療内科って、暗くて怖い閉鎖的な感じなんだろうな）
と勝手なイメージを持っていて、自分がそんな所に行くなんて嫌だ！って
思っていたのに、いざ、行ってみると、『あれ？！普通の病院じゃん。むしろ、オルゴールの音楽流れてて、居心地いい』という印象でした。

先生は、初診のみしっかり話を聞いてくれて、心理検査をしたり時間をかけて診察してくださいました。
２回目からはものの５分ほどの診察時間で終わりですが💦

お薬は、抗不安薬(メイラックス1mg 1錠）、抗うつ剤(セルトラリン25mg 3錠）、六君子湯(IBS 用）を今は服用中です。

途中減薬も何度かしましたが、やはりこの量が今の私には合っているようで、しばらくこれで様子を見るつもりでいます。

今現在、日常生活には支障なく、押し活を楽しめるほど元気で仕事もできて
います！

なので、今苦しいのに、精神科、心療内科の受診を躊躇っている方、向精神薬の服用を躊躇っている方！

薬に依存するかしないかは本人次第ですが、私は依存（頼る）という考えではなくて、楽しく生きるための『助けを借りる』という考えで服用しています。
だって、一度きりの人生ですよ！
こんなことなら、もっと早くに受診しておけばよかったと後悔すらしています。

もちろん、お薬は副作用もあり、向精神薬は依存や離脱症状もあったりします。そのあたりは、主治医の先生とよく相談しながら決めていけばいいと思います。

本当に辛いときは、躊躇せず、精神科、心療内科を受診して適切な治療を
受けて、早めに対策した方がきっと完解も早いんじゃないかと思います！

長くなりましたが、読んでくださった方々が、充実した日々を送れることを
私も祈っています！
私も送りたいです！！